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2010年9月の尖閣諸島中国漁船衝突事件を巡って、国民民主党の前原誠司元外相が産経新聞の取材に対して、当時の菅直人首相が、公務執行妨害容疑で勾留中の船長について「かなり強い口調で釈放しろと言った」と証言しました。
この段階で取材で明らかにした理由について、前原氏は当時官房長官だった故仙谷由人氏に対する「筋違いの批判がずっと心に引っかかっていた」とツイートしています。
→今回、産経新聞の取材に応じたのは、仙谷先生に対する思いがあったからです。しかし、あの世に行った時、仙谷先生に叱られるかもしれません。「前原よ。墓場まで持っていかんかい」(誠)https://t.co/NFeYVj5SaH@Sankei_newsより
—前原誠司 (@Maehara2016) September 8, 2020
官房長官は総理の女房役。しかし、尖閣の中国漁船衝突事案に対する仙谷由人官房長官に対する筋違いの批判は、実情を知っている者として、ずっと心に引っかかっていました。
今回、産経新聞の取材に応じたのは、仙谷先生に対する思いがあったからです。しかし、あの世に行った時、仙谷先生に叱られるかもしれません。「前原よ。墓場まで持っていかんかい」(誠)
産経新聞によると、菅氏は取材に対して「記憶にない」と答えていますが、この一件に関して次のようにツイートしています。
尖閣諸島は我が国固有の領土であり、尖閣諸島をめぐり、解決すべき領有権の問題は存在していない。尖閣中国漁船衝突事案は、中国漁船による公務執行妨害事件として、我が国法令に基づき、厳正かつ粛々と対応したものである。指揮権を行使しておらず、私が釈放を指示したという指摘はあたらない。
—菅直人(Naoto Kan) (@NaotoKan) September 8, 2020
尖閣諸島は我が国固有の領土であり、尖閣諸島をめぐり、解決すべき領有権の問題は存在していない。尖閣中国漁船衝突事案は、中国漁船による公務執行妨害事件として、我が国法令に基づき、厳正かつ粛々と対応したものである。指揮権を行使しておらず、私が釈放を指示したという指摘はあたらない。
2020年9月10日には、立憲民主党や国民民主党などが合流し、国会議員149人という勢力になった新党の代表選が行われ、枝野幸男氏が代表に選出。党名は「立憲民主党」となりました。2010年9月当時、枝野氏は民主党幹事長代理でしたが、その後の菅内閣で官房長官に就任、その後の民主党政権下で要職を歴任していることもあり、今回の報道に対する対応が問われることになるのではないでしょうか。
※画像はTwitterより
https://twitter.com/NaotoKan/status/1303291513036701696 [リンク]