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『ダンガンロンパ』シリーズの小高和剛氏シナリオ&ディレクションを手掛ける新作実写インタラクティブムービーゲーム【Death Come True】(デスカムトゥルー)が6月25日より発売中。本作の主演を務める本郷奏多さんのインタビューをお届けます!
【Death Come True】(デスカムトゥルー)は、映画とゲームを融合させたムービーゲームで、プレイヤーの選択によってストーリーが展開し、それに伴い複数のエンディングが存在する「インタラクティブコンテンツ」となっています。
主人公のカラキマコトを本郷奏多さんが演じるほか、栗山千明さん(女性捜査官のサチムラアカネ)、森崎ウィンさん(男性捜査官のクジノゾム)、梶裕貴さん(ホテルのフロント)、山本千尋さん(サイコパス少女のクルシマネネ)、佐藤二朗さん(ニュースキャスターのミノウケンイチ)といった豪華キャストが出演! 音楽は『ダンガンロンパ』シリーズ、『サイコブレイク』、『killer7』などの高田雅史氏が担当しています。
そして、豪華キャスト、マルチエンディングとやりこみ要素も満載なのに、なんと1,960円という低価格なところも魅力! 映画1本分の価格で、分岐する多数のエピソードやエンディングを楽しめてしまうんです!
※対応プラットフォーム/Nintendo Switch TM、iOS(R)、Android TM (PS4(R)、Steam(R)は発売日が決定次第追って発表)
※App Storeにて「2020年6月のベストAppとゲーム」に選出されました!
◆作品あらすじ
舞台は、とあるホテル。主人公、カラキマコト(本郷奏多)は連続殺人事件の犯人として指名手配されている。しかし男には一切の記憶がない。そんな状況の中、男には死ぬと「タイムリープ」して過去に戻る不思議な能力がある。
犯人として、追われながら、男は誰を信じて、誰を疑う? そして、自分自身の本当の正体とは?選択と死を繰り返しながら、男は真実を目指す。
今作を手掛ける小高和剛氏の大ヒット作『ダンガンロンパ』のファンであり、シリーズの舞台版やアニメにも出演してきた本郷奏多さんに、『Death Come True』の魅力や撮影エピソード、共演者の梶裕貴さんの印象など、お話を伺いました。
――まず、本郷さんご自身もファンであり出演もされた『ダンガンロンパ』シリーズの魅力を教えてください。
本郷:元々、推理をするゲームがすごく好きで、特に小高さんのシナリオに対して思うのは、先の読めない展開と、大どんでん返しの応酬。とにかく予想のつかないストーリーの展開というのがまず1つの大きな魅力だと思います。それは今作のゲームにおいてもありますし、台本を読んで「あ、小高さんが書きそうな作品を今回も高い水準で提供してくださったな」という印象を持ちました。
――『ダンガンロンパ』シリーズに通ずるものというのはありますか?
本郷:ありますね! やはり死をテーマにしているというのもありますし、キャラクターの個性の付け方などが普通の日本映画の雰囲気とは違って、ちょっとゲーム的なキャラクターの作り方をしているな、と感じました。
本郷:今作はオチにハッとさせられる瞬間があって。例えば、「あなたは死にました。続けますか?」と表示された時に、「リタイヤする」「続ける」と選択肢が出て、自分で「続ける」を選んで2周目に入っていくわけですけど、実は……みたいな、けっこうドキッとする仕掛けを作っていたりとか、やっぱりすごいことを考えるな、って思いましたね。
――発表会では梶裕貴さんが、やりこみ要素があるとおっしゃっていましたね。
本郷:そうですね、死に方によってデスメダルというものが集められるのでコレクト的な楽しみ方もできますし、あとは1回のプレイでは大筋のルートを基本的に1本しか辿れないので、その他の「あの時あの選択肢を選んでいたらどうなっていたんだろう?」というのは絶対に気になって、2周目はみんな必ずプレイすると思うゲームですね。1回クリアしてエンディング見たから終わり、にはならないゲームだと思います。細かい選択肢も無数にあって、本筋が変わるような大きな分岐もいくつかあったりするので、とにかくすごいボリュームだと思います。
――普通に映画を撮影するより、かなり多くのシーンを撮影されたと思うのですが、過酷だったことは?
本郷:謎のホテルの中から出られない、という話なので、ほぼ全編舞台となるホテルの中での撮影だったんです。実際にそのホテルにキャスト、スタッフが全員泊まり込みで2週間缶詰状態で撮影していたので、外の世界と完全に遮断されていたというのが結構過酷でしたね。リゾートホテルで山奥だったので、ホテル自体は快適だったんですが、ずっと集中していたのが大変でした。
――では、本当に作品世界のような少し追い詰められた精神状態に?
本郷:少し焦燥感が出てくるところもありました(笑)。
――そういった部分も作中のカラキマコトの表情に出ているところもありそうですが、今回、実写ならではの魅力や見どころは?
本郷:やっぱり生の人間のお芝居というところかな、と思いますね。このシナリオでアニメーションで作ることもできるんですけど、実写で作ったことによってプレイヤーが感情移入をしやすくなったのかな、と思います。ゲームだと無機質なものになってしまいがちですけど、実写の我々生身の人間が演じていることによって、「コイツ救うの?救わないの? 殺すの?殺さないの?」ってなったときに、やっぱり重みが少し変わってくると思うんですよね。それによってプレイヤーの選ぶ選択肢の割合も変わってくると思いますし。
本郷:一番最後に大きな分岐があって、もちろんどちらにも正義がある選択肢にはなってるんですけど、小高さんは「たぶん7:3くらいでこっちの選択肢を取るだろう」という想定で脚本を書いていたらしいんです。でも実際に現場でお芝居を見たら、「いや、これはお芝居が良すぎてちょっとわからなくなった。つらすぎて、思っていた選択肢を選ぶ人が減ったな」とおっしゃってくれたのがすごく印象的で嬉しくて。そういったところにも、実写で生身の役者が演じたからこそ変わったものはあったのかな、と思いますね。
――ストーリーは把握されていると思いますが、注目してほしいところは?
本郷:ところどころ、選択肢によっては少しクスッとしてしまうようなルートに向かってしまうことがあるんです。ハズレのちょっとおふざけルートみたいな。そういうところも箸休め的に楽しんでいただけるかなと思いますし、とにかく全部見てほしいですね。全部を見るというのは膨大だし、たぶんたどり着くまでに時間もかかるので大変だとは思うんですけど……、隅々まで楽しんでほしいですね。
――今回、声優の梶裕貴さんがご出演されていますが、これまで共演されたことは?
本郷:一度、朗読劇でご一緒したことがあって、ごはんにも連れて行ってくださってごちそうしてもらったこともあり、すごく優しいお兄さんです。
――今回の共演で、声優さんならではの演技のアプローチの仕方だな、と感じた部分はありましたか?
本郷:とにかくセリフが聞き取りやすいですね。ホテルのフロントマンの役なんですけど、すごく淡々としているというか。長いシーンで梶さん1人が喋って説明するシーンがあるんですけど、難しい言葉もたくさん出てくるんです。でも、本当に梶さんは受け取り手側のことを考えてお芝居や発声のアプローチをしていらっしゃる。当たり前のことのように思えて実は難しいことなので、「さすがだな!」と思いました。そして、「良い声だな」と(笑)。
――冒頭のフロントから電話をかけてくるシーンから良い声でしたね(笑)。
本郷:「お目覚めになりましたか?」って。素敵です(笑)。
――では、本郷さんは本作をどんな視点でプレイしたいですか?
本郷:僕自身はその選択肢によってどのルートになるかを覚えているので、誰か友達とかにやってほしいですね。初見プレイを友達にやらせて、「あ~、そっち選ぶんだ」みたいな、人によって性格とかで選択肢が変わってくると思うので。そういうプレイをしてみたいかな、と思います。
――いいですね、みんなで集まってプレイしても楽しそうですね。
本郷:「どうする?どうする!?」って友達とやろうかな(笑)。
――家族でプレイするのはどうでしょうか……?
本郷:全然家族でも楽しめると思います! 話し合って盛り上がると思うので。「あ!こっち選んだからこうなったよ!」とか、意外とワイワイやるのも良いかもしれないですね。
――あと、お互いの価値観や感覚がわかって面白いかもしれないですね。
本郷:そうですね。映画館とかで映画を観ていたら喋ることはできないけれど、それを一緒にプレイして参加しながら観ることができる、という意味でいうと、すごく良いコミュニケーションツールになるかもしれない。
――作品自体も死を扱っていますが、カラキマコトは殺人犯として追われているという設定で、本郷さんは今回もまた建前上は猟奇的な役柄ですね。(※カラキは記憶喪失)
本郷:また……(笑)。確かに僕が演じさせていただく作品の7~8割は“殺すか・殺されるか”などしているので、確かに(笑)。でも、珍しく正義感のあるキャラクターで王道な主人公だったりするので、楽しんで演じていました。だけど制作発表会でみんなと並んでみて思ったのが、みんな裏がありそうな人たちがキャスティングされているなって(笑)。
――キャスティングもですか?
本郷:なんとなく思いましたね。「絶対この人はただの良い人だ」と思える人があの並びにいないような気がして(※本郷さんの主観です)。良い意味でですよ(笑)! 役柄のマッチングとして。だから、誰が悪者なのかも読めないし、悪者がいるのか、いないのかもわからないですけど、先が読めないキャスティングにもなっているかな、と思いました。
――最近は『リピート ~運命を変える10か月~』や『あおざくら防衛学校』など正義感の強い熱い役柄も多くなってきているなと感じているのですが、今後やってみたい役はありますか?
本郷:なるべく多くのものをやりたいですし、多くのお話をいただけるように日々頑張らなきゃな、と思うところでもあるので、何でもやってきたいです。でも、今回この『Death Come True』はすごく楽しかったです。なんか、「ああ、いつもの感じだ!」っていう(笑)。
普通の日常じゃないお芝居ってすごく楽しいんですよ。命を追われていたり、感情を爆発させたりって普通に生きていてすることがないので、普通の日常を切り取った中では味わえない開放できる瞬間が、お芝居をやっていて楽しいなと感じるひとつの大きな醍醐味だったりもするので。それが今回、ギュッと詰め込まれた作品だったので楽しかったですね。
――発表会でも楽しそうにされているなと感じました。
本郷:やっぱり完成を楽しみにしていますし、この作品にすごく手応えを感じているので楽しいですね。みんな良い人ですし。
――では、プレイするのを楽しみにしている方にメッセージをお願いします。
本郷:本当に今までにない体験ができる作品になったと思います。映画よりも没入感があって、普通のゲームにはない質の高いお芝居や物語を体験できる、今までになかったコンテンツになっていると思います。
ゲームって難しそうだよね、と思ってプレイしていない方っていっぱいいらっしゃると思うんですが、今回難しい要素はまったくないです。もう選択肢を選ぶだけなので。スマホでできますし、今までゲームをやってこなかった人にこそ、プレイしてほしい作品かなと思いますね。特に映画などを観るのが好きな方であれば、脚本もすごく面白いので。それを自分で選んで組み立てて行くという体験も今までになかったことだと思います。とにかく新しい楽しみ方ができる作品ができたと思っていますので、ぜひプレイしてほしいです。
――ありがとうございました!
本郷さん出演の主題歌MV「インナーサークル」(神様、僕は気づいてしまった)も公開中。そちらも必見です!
MVについてはコチラ↓
金メッシュにマスク姿の本郷奏多……『Death Come True』神様、僕は気づいてしまった主題歌MV公開
https://otajo.jp/88835
◆作品概要
タイトル/【Death Come True】(デスカムトゥルー)
リリース/2020年6月25日
価格/1,960円
対応プラットフォーム/Nintendo Switch TM、iOS(R)、Android TM (PS4(R)、Steam(R)は発売日が決定次第追って発表)
シナリオ・ディレクション/小高和剛
プロデューサー/梅田慎介
製作・パブリッシャー/イザナギゲームズ
主題歌/ 「インナーサークル」神様、僕は気づいてしまったデスカムトゥルー (Death Come True) 公式Webサイト
https://deathcometrue.com[リンク]
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