2000年にブリュッセルで設立された独立系オンラインメディア『EUobserver』が、「COVID-19後の中国における技術国家主義産業政策」という記事で、AIや5G、量子コンピューティングなどの技術を中国がリードすることに対する脅威について、「EUが技術主権を確保するためには米国、カナダ、日本、韓国とともに、多国籍技術政策のための新しい調整機関の創設を先導する必要がある」と論じていますが、トップ画像が日本の伏見稲荷大社の千本鳥居となっています。


China’s post-Covid 19 ‘techno-nationalist’industrial policy(EUobserver)

https://euobserver.com/opinion/148449 [リンク]


このことについては、「その写真、中国じゃないよ」「中国と日本との区別もつかないの?」といったツッコミが寄せられており、日本人の間でも「欧州人の極東感覚なんてこの程度」といった声が上がっています。





中国がポストコロナの世界において「技術ナショナリズム」を掲げて来る中で欧州はどう対処するか、という記事なのだが、なぜか写真が伏見稲荷の千本鳥居…。これが中国のものだと思ってしまうのが現在の欧州におけるアジア認識を示している気がする。


内容はEUにおける中国の脅威にいかに対抗できるか、と至極真面目に論じた内容だったにもかかわらず、画像一枚で台無しになってしまった今回のケース。同じメディアとしては身をつまされるところがありますが、アジアとヨーロッパの心理的な距離が現れた例といえるかもしれません。


※画像はTwitterより

https://twitter.com/euobs/status/1266236592772931584 [リンク]


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 「欧州の極東感覚なんてこの程度」 中国の技術開発の脅威を論じたEU圏オンラインメディアの記事のトップ画像がなぜか伏見稲荷