「スター・ウォーズ」シリーズでアウトローの運び屋、「インディ・ジョーンズ」シリーズでは冒険家の考古学を演じてきたハリウッドの名 優ハリソン・フォード最新作『野性の呼び声』が2月28日に公開となります。アメリカを代表する名作冒険小説を基に、地図にない地を目指し旅する男ソーントンと奇跡の名犬バックの出会い、そして言葉の壁を超えた友情と冒険 を描く感動のアドベンチャーを実写化した本作。


本作には、2 度のアカデミー賞受賞者のヤヌス・カミンスキーが参加。ヤヌスの芸術的な映像と、バーチャル映像とを違和感なく融和させる為、血のにじむような努力があったことが明らかとなりました。


ヤヌスと言えば、第二次世界大戦下のドイツで、多くのユダヤ人の命を 救った実業家オスカー・シンドラーの実話を描いた『シンドラーのリスト』 (94)以降、スティーブン・スピルバーグ作品で撮影監督を務め、2度の アカデミー賞撮影賞を受賞している、大御所撮影監督。そんなヤヌスの 影響は本作でも非常に大きかったようで、『アイ・アム・レジェンド』(07) や『しあわせの隠れ場所』(10)、そして『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(14)も手がけている本作のプロデューサーのアーウィン・ストフは、「本作にアカデミー賞受賞者のヤヌスが参加してくれて、私たちは本当に幸運でした」と語ります。しかし、アラスカの大自然を舞台にした絆の物語を描いた本作の中で、ヤヌスが撮影した全体の6割を占める実撮と、バーチャルな部分を縫い目なくつなぎ合わせるのは大きな挑戦だったそう。その為、視覚効果のチームは 撮影チームの仕事を常に見守らなければいけなかったようです。


すべてがバーチャルなシーンにおいては、ヤヌスの照明を欠くことになるので、更に難しかったとのこと。その為ヤヌスは予め台本に目 を通し、実写映像が使われない全てのシーンの為に参照用の“空”の光を選定していた。このような撮影チームと視覚効果チー ムの密な連携により、実写パートとバーチャルなパートのどちらにおいても、一貫したテーマの統一がなされ、自然なカメラワークが実現したのです。


息子を亡くし孤独な旅を続ける男と、傷ついた一匹の犬の“言葉の壁を越えた絆”の物語は、ヤヌスのまるで絵画のような芸術的な光の演出と、彼の演出を遮ることのない視覚効果チームの血のにじむような努力の上に完成した。ソーントンとバックの感動の物語を更に彩る至極の映像を、是非スクリーンで体験を!


アラスカの大地でお互いの絆を深めながら旅をするソーントンとバックの再生の物語は、一世紀以上も人々の心を捉え続けてき た。そして今、数々の名作で“言葉の壁を越えた絆”を描き続けている名クリエイターの手によって、新たに生まれ変わる『野性の呼び声』。人類未踏の地に挑戦する一人の男と、一匹の犬の冒険と友情を描く、感動のスペクタクル・アドベンチャーにご注目を。


『野性の呼び声』

https://www.disney.co.jp/movie/yasei.html


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 ディズニーの名クリエイター&2度のアカデミー受賞者! 奇跡のコラボが生み出す映画『野性の呼び声』