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ライター・漫画家・B級フード研究家という肩書きでいろいろお仕事をさせていただいるノジーマです。ガジェット通信や週刊プレイボーイ(集英社)の連載コラム「野島慎一郎の激ウマ!! バカレシピ研究所」などで変なレシピをいろいろ紹介していますが、2019年最も活躍した調理家電はホットサンドメーカーでした。
食パンでラーメン二郎を挟んだり、食パンの代わりにファミチキを使ってみたり、無茶なことばかりさせてしまいましたが、もちろん普段は普通においしいホットサンドも焼いていますよ。というわけで今回は僕が大好きなホットサンドをご紹介します。
数年前に長野の下諏訪で適当に入ったカフェで知ったのですが、ピーナッツバターを塗ったパンに焼いたベーコンとバナナと挟んで焼いたホットサンドを「エルビスサンド」というそうです。
世界で最も売れたソロアーティストとされるエルビス・プレスリーがこよなく愛したホットサンドということでその名前が冠されたそうなのですが、これがもうめちゃくちゃうまい。口の中で味が広がった瞬間に鳥肌が立つレベルでうまいのです。そもそもホットサンドメーカーを手に入れたのはこれを家で作るためでした。
材料は食パン2枚、バナナ半分、ハーフベーコン2枚、ピーナッツバター適量。スーパーやコンビニで手に入るものばかりで簡単に作れます。
材料を用意したらベーコンを軽く焼き、バナナの皮をむいて薄切りにすれば下準備完了。あとは食パンにピーナッツバターを塗って具を挟み、ホットサンドメーカーで焼くだけです。
焼き上がったエルビスサンドは中のバナナが熱々のトロトロに溶け、バナナの甘味とベーコンの塩気、さらにピーナッツバターのまろやかで甘じょっぱい味が究極のバランスで調和。甘いとかしょっぱいとか、この世に存在する言葉では表現しようのない別次元の味になっているのです。
ただただウマい。食べた瞬間に全身の細胞が震えながら喜びの声を上げているのがわかります。ベーコンやピーナッツバターが大好きなアメリカ人らしいレシピですが、きっとこの感動は日本人にも伝わることでしょう。
ホットサンドメーカーを買ったはいいけどほとんど使わずに眠らせてしまっているという人も少なくないはず。ぜひこの年末年始で試してみてはいかがでしょう。
(執筆者: ノジーマ)