年末になると毎年恒例のように、“今年1年を振り返る”企画が多くなります。“今年の〇〇”といったタイトルのテレビ番組や記事をすでに見かけた人も多いでしょう。


アメリカのオバマ元大統領が、個人としてTwitterに投稿した“2019年のお気に入り映画”が話題です。







https://twitter.com/BarackObama/status/1211331851358494720

オバマ元大統領が選んだのは映画18本と、テレビドラマ3本。


『アメリカン・ファクトリー』 中国企業が所有する米オハイオ州の工場がテーマのNetflixオリジナルドキュメンタリー映画。


『Amazing Grace』 アレサ・フランクリンのコンサートがメインのドキュメンタリー映画。


『アポロ11 完全版』 アポロ11号の月面着陸50周年を記念したドキュメンタリー映画。


『帰れない二人』 中国のドラマ映画。


『アトランティックス』 2019年のカンヌ国際映画祭グランプリ受賞作の恋愛映画。Netflixで2019年11月に配信開始。


『夏の鳥』 コロンビアを舞台に、麻薬取引が先住民族の文化や伝統を破壊していく様を描いた社会派ドラマ。アカデミー賞外国語映画部門コロンビア代表作。


『ブックスマート』 サウス・バイ・サウスウエスト映画祭でも上映された青春コメディ。


『Diane』 寝たきりの従妹や麻薬中毒の息子の世話をするマサチューセッツの女性ダイアンが主人公のドラマ。


『フェアウェル』 アメリカで暮らす中国系アメリカ人家族と、中国で暮らす余命わずかの祖母との交流を描いたコメディタッチのドラマ。


『フォードvsフェラーリ』 1966年のル・マン24時間耐久レースをテーマにしたドラマ。


『アイリッシュマン』 全米トラック運転組合のドン、ジミー・ホッファを描いたドラマ。


『黒い司法 0%からの奇跡』 人権や差別をテーマにしたアフリカ系アメリカ人弁護士が主役の法廷ドラマ。


『ザ・ラスト・ブラック・マン・イン・サンフランシスコ』 再開発という名のもと、昔の風景が壊れていく様をアフリカ系アメリカ人の目を通して描いたドラマ。


『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』 1994年公開の映画『若草物語』のリメイク。


『マリッジ・ストーリー』 円満な協議離婚を望む夫婦をテーマにしたコメディタッチのドラマ。


『パラサイト 半地下の家族』 2019年のカンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルム・ドールを受賞したブラック・コメディ。貧しい家族の長男が、裕福な経営者家族の家庭教師になったことから始まるストーリーは、格差問題に一石を投じる内容。


『The Souvenir』 イギリス人映画監督のジョアンナ・ホッグの自伝的映画。


『未来を乗り換えた男』 ファシズムから逃れるため祖国ドイツを脱出した男を描いたサスペンス。


元大統領のツイートを見た人たちからは次のようなコメントが寄せられています。



・『キャッツ』を選ばなかったのは彼の知性ということね

・映画に関してもいい趣味ですね

・あなたが映画をたくさん見る時間があるのは、(アメリカ国民にとって)良いことなのか、それとも悪いことなのか・・・

・トランプの出演シーンがカットされた『ホーム・アローン2』は?

・いいリストだ。彼はこれまでで一番クールな大統領かもしれない

・“今年のお気に入りゲーム”のリストはないんですか?

・品格、知性、誠実が揃った最高司令官がいないのがとても寂しい

・全くもって非の打ちどころがないリストだ

・『ライオン・キング』をお忘れですよ

・サー(Sir)、『キャプテン・マーベル』はどこに行きましたか?







https://twitter.com/RenewAN08296894/status/1211350825840381953

Netflixで2020年1月3日配信予定の、『アンという名の少女』シーズン3を元大統領に推薦する声も、かなり多く見受けられました。


皆さんが選ぶ“2019年のお気に入り映画”はどういったリストになるのでしょうか。


※画像:Twitterより引用

https://twitter.com/BarackObama/status/1211331851358494720


(執筆者: 6PAC)


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 オバマ元大統領が選ぶ“2019年のお気に入り映画” 「トランプの出演シーンがカットされた『ホーム・アローン2』は?」