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10月8日からセブン-イレブン限定で発売されているカップうどん「日清のどん兵衛マシマシ篇 ガチ豚ニンニク」(以下、ガチ豚ニンニク)が注目を集めています。
黄色をベースに黒と赤の文字でデザインされたパッケージにマシマシの合言葉。ラーメン二郎という単語こそ出ていないものの、これはもう明らかな二郎インスパイア。すなわち“二郎系どん兵衛”と断言しても間違いないでしょう。
ガチ豚ニンニクには刻みニンニクが大量に使われていて、どん兵衛の麺とニンニクと和風スープの相性のよさを堪能できます。二郎のイメージを切り離し、純粋に“豚ニンニクうどん”として食べる分には最高の一品です。
しかし二郎系ラーメンの象徴といえば、やはり山のように盛られたもやしとキャベツ。カップ麺なので仕方ありませんがガチ豚ニンニクにはキャベツが少々入っているだけで、もやしは1本も入っていません。
これだけ二郎インスパイアされたパッケージなのですから、ラーメン二郎を妄想しながら手にとる人は非常に多いはず。ゆえに「思ってたのと違った」と物足りない思いをしてしまう人もきっと多いことでしょう。それは非常にもったいない。
そこで二郎系どん兵衛のガチ豚ニンニクに手を加え、極限までラーメン二郎に近づけてみることにしました。ガチ豚ニンニクを完全体に進化させるというわけです。
とはいえ、ガチ豚ニンニクはセブン-イレブンで買える手軽さと、お湯を注ぐだけで作れる簡単さも長所だということを忘れてはいけません。例えば肉屋で豚肉を調達して本気のチャーシューを作ったら味こそ本格的になるでしょうが、同時にガチ豚ニンニクの長所を殺してしまうことにもなるのです。
なので今回はセブン-イレブンで販売している食材のみを使用して極限まで二郎に近づけるという縛りを設定してアレンジを行うことにしました。
用意したのは緑豆もやし、焼豚切落し、生にんにくの3点。ガチ豚ニンニクにお湯を注ぐ前にまずは下ごしらえから始めます。
もやしを鍋でサッと茹でます。ある程度シャキシャキした食感を残したいなら熱湯で1分くらい湯通しすればOKです。面倒なら水洗いしてから耐熱容器に移し、ラップを軽くかけて500Wで2分ほど温めてもいい感じになります。
焼豚切落しはそのまま使ってもいいのですが、できれば強めにレンチンをして温めます。
レンチンをすると焼豚から脂が出てくるはずです。こちらを残さずスープに入れることで、スープの脂っぽさを強くすることができます。
どん兵衛きつねうどんをベースにラーメン二郎風にアレンジする「どん二郎」では牛脂を入れますが、残念ながらセブン-イレブンに牛脂はありません。セブン-イレブンで販売されている商品でアブラを多めにするにはこの方法くらいしかないのではないでしょうか。
もやしと焼豚の下ごしらえが完了したらガチ豚ニンニクに熱湯を注ぎ、2~3分したらフタを開けます。ガチ豚ニンニクの正規の調理時間は5分となっていますが、盛り付けに時間がかかることを想定すると2~3分でフタを開けるのが正解ですね。
そして生にんにくを投入します。写真では円を1周描くように入れましたが、これはお好みで量を調整してください。ニンニクが効いているといってもあくまでもそれはカップ麺レベルの話。ラーメン二郎っぽさを出すならガツンと追加しちゃいましょう。
もしセブン-イレブンに野菜コーナーがあり、ニンニクそのものが販売されていたらそちらを刻んで入れれば一層風味が出て美味しくなるはずです。
続いて焼豚切落しを半量ほどスープの中に浸し、さらにレンチンの際に出た脂もスープに混ぜます。焼豚は最後に盛り付けたいところですが、少しでもスープの脂っぽさを強くするために一部をスープに浸してみました。
最後にもやしを山のように盛り、そのまわりに余った焼豚をのせたら“完全体 日清のどん兵衛マシマシ篇 ガチ豚ニンニク”の完成です!
おお……おおおおっ……。なんて美しいのでしょうか……!!
二郎イエローのカップにそびえ立つもやしのマウンテン。周囲にこれでもかとばかりに漂うニンニクの香り。これこそまさしく二郎! 見た目は完全に完全体に仕上がりました!
大量に盛られたもやしの山をかき分け、あふれる寸前のスープの中から麺を探し出す作業もまさにラーメン二郎そのもの。こぼさないように細心の注意を払いながら麺をすくい上げ、もやしとニンニクと一緒にかっ喰らいます!
ギャアアアアアアアアアーーーーーーッ!!!!! ウマイイイーーーーーーーーッ!!!!
全身を走り抜ける衝動! 瞬時に全開となるすべての毛穴! ドバドバと吹き出る汗!! これだよ、コレコレ! ニンニクの強烈なパンチともやしの存在感に光速でノックアウト。パンチドランカーと化した僕はただただ完全体ガチ豚ニンニクと対峙し、無心で箸を進めるのみ! 完璧に整った。すべてが整った……!!!! これこそ究極の、正真正銘の“どん二郎”だ!!!!
今回のアレンジでMVPに輝くのは間違いなくもやし。正直、もやしを迎え入れるだけでも二郎感は激しくブーストされます。シャキシャキの食感がプラスされるだけでなく、250gのもやしが加えられることによってボリュームも圧倒的にアップ。食べごたえが抜群に増し、なおかつヘルシーに。
これを税込41円で買えるのなら絶対にセットで買うべき。最高にウマいです。
もちろん焼豚切落しの貢献度も計り知れません。単純にガチ豚ニンニクのスープと焼豚がガッチリと合います。最高のパートナー。稲葉浩志と松本孝弘、甲本ヒロトと真島昌利を思い浮かべるほどの名コンビです。
こちらは税込278円なのでガチ豚ニンニク本体よりも割高になってしまいますが、贅沢に食べたい気分のときは入れて損することは絶対にありませんね。
今回のように完璧にラーメン二郎に寄せた完全体アレンジを楽しむのももちろん最高ですが、チーズをのせたり、煮玉子をのせたり、お好みのアレンジを加えて楽しむのが「日清のどん兵衛マシマシ篇 ガチ豚ニンニク」の正解でしょう。
ガチ豚ニンニクを売っているセブン-イレブンのお惣菜コーナー・お弁当コーナーにはトッピングに適した食材がたっぷりと揃っています。ガチ豚ニンニクを買う際にはぜひそちらにも立ち寄り、自分だけのガチ豚ニンニクを作ってみてください。
(執筆者: ノジーマ)