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世の中にはいろんなランキングがあるもので、9月5日には“個人的に世界遺産にしたい場所ランキング”というものが発表されました。こちらは“百舌鳥・古市古墳群”が世界遺産に登録されたのを機に、阪急交通社が「あくまでも“個人的に”世界遺産にしたいと思う国内のスポット」を募集、1000件を超える応募の中から集計されたものだそうです。
ランキングのベスト5はこちら。
1位 伊勢神宮(三重県)
2位 鎌倉(神奈川県)
3位 阿蘇(熊本県)
4位 彦根城(滋賀県)
5位 東京タワー(東京都)
「そんなランキング、知らんがな(笑)」と思っていたら、結果は意外と順当なものになっていました。1位から4位までは、まだ世界遺産に登録されていないのが不思議に思ってしまう場所や、世界遺産の暫定リストには入っている場所が選ばれています。ランキング発表のリリースには、まだ世界遺産に登録されていない背景を解説しているので、ご紹介します。
伊勢神宮:
伊勢神宮は20年に一度、建物や神宝を造り替える“式年遷宮”が行われることが知られていますが、世界遺産に登録後は建て替えができないなど、式年遷宮が理由で登録が難しいと言われているそうです。
鎌倉:
鎌倉は2012年に「武家の古都・鎌倉」として世界文化遺産に推薦書を提出したのですが、「武家政権そのものや、当時の人々の暮らしを示す証拠が不足している」などを理由に、残念ながら不記載(登録不可)になっているのだとか。
阿蘇:
阿蘇は世界文化遺産登録に向け、2009年に阿蘇世界文化遺産推進室を立ち上げており、調査や保全方法の検討、情報発信などを行っているところ。
彦根城:
彦根城は、世界文化遺産の暫定リストに記載されています。しかし、国内の類似した世界遺産として「姫路城」がすでに登録されていることなどから、彦根城の登録が難しくなっているとも言われているのだそう。
東京タワー:
世界遺産に登録されているエッフェル塔(1889年に完成)と比べるとまだ新しく、相応の歴史的背景がないといった事情もあってか、東京タワーを世界遺産にという具体的な話は出ていないそうです。
この他、発表のプレスリリースでは「富士川サービスエリア」「宝塚大劇場」「若戸大橋」など、いかにも個人的に選んだっぽいユニークな場所とその理由、ランクインした場所へのツアー情報のリンクなどが掲載されています。興味がある方はご覧になってみては。
個人的に世界遺産にしたい場所ランキング! 伊勢神宮に阿蘇、東京タワーなど……未登録なのには理由があった?~阪急交通社によるプレゼントキャンペーン結果発表~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000292.000007099.html