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シリアルキラーを主人公にしたラース・フォン・トリアー監督最新作『ハウス・ジャック・ビルト』より、本編映像が到着しました。
建築家を夢見ながら、アートを創作するように殺人に没頭していく男・ジャックの12年間の軌跡を描く本作。解禁となったのは、“自分はサイコパスだ”と自覚しているジャックが、それを隠すために表情の練習をしているシーン。様々な女性に近づき殺人を重ねるジャックは、警戒されないように“普通の人間”らしい表情を作ってターゲットに近づく必要性があるわけです。
「サイコパスは感情を表せない」「俺は偽の感情を作り出して 普通の人間を装った」と独白するジャック。壁に雑誌や新聞の切り抜きを貼り付け、様々な表情の見本を見ながら練習していきます。まずは「笑顔」。目が笑ってなくてかなりぎこちない感じ。
続いて、「がっかり」。こちらの表情も、ややわざとらしいですが努力は伝わってきます。
そして、もっとも苦戦している最後の表情は……それ、使う機会ある?
ジャックの天然っぽさが垣間見えるワンシーンでした。ハンサムでチャーミングな一面もあるジャックですが、彼の起こす惨劇は容赦なし。日本ではノーカット無修正での上映ですので、覚悟の上でご鑑賞を。
映画『ハウス・ジャック・ビルト』
6月14日(金) 新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町 ほか全国ロードショー
http://housejackbuilt.jp/