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過激な内容ながら完全ノーカット版で日本公開されるラース・フォン・トリアー監督最新作『ハウス・ジャック・ビルト』より、“ジャンル別”スペシャルポスターが解禁となりました。
“ジャンル別”とは果たしてなんぞや? アートを創作するように殺人に没頭していく主人公ジャックが告白する、12年間の“家づくり”を描いた本作。そのあらすじから“シリアルキラー映画”だと思われた方も多いでしょうが、本作はそれにとどまらない様々な要素が混ざり合っているのです。
本作について、ラース・フォン・トリアー監督は「僕にとってシリアル・キラーというのは、あるひとつのジャンルを示す要素でしかない。これまでもずっと既存のジャンルから出発して、それと相反する内容になるような映画を作ってきたからね。そういう意味ではこの映画も本当の“シリアル・キラーもの”ではないのさ。そもそもそれほど挑発的な映画だとすら思わないよ」とコメントしています。
このたび解禁となったのは、ジャックの様々な顔が垣間見える5種類のポスター。ラインナップはMATERIAL、MUSIC、ARTWORK、Serial Killer×2点。ひとつひとつご紹介していきますよ。
MUSIC(音楽)
ジャックが「LOVE」「EGOTISM」などと書かれた紙をめくっていくシーンを切り取ったこちらのポスター。ミュージックビデオの先駆けとも言われる、ボブ・ディランが歌詞を断片的に書いた紙を次々にめくっていく『サブタレニアン・ホームシック・ブルース』の映像にオマージュを捧げたシーンです。ハンサムなジャックだけにとても様になっており、さながらロック映画のようです。
MATERIAL(素材)
技師であるジャックは建築家になる夢を持っています。“理想の家“を建てたいジャック、果たしてその”理想の素材“とは? 模型を見つめ、考えを巡らすその表情は真剣そのもの。
ARTWORK(美術)
予告編映像でもひときわ印象的だったシーンを切り取ったこちらのポスター。ドラクロワによる絵画『ダンテの小舟』を、ジャックと謎の男・ヴァージが再現している様子です。額縁のデザインまであしらわれ、美術展のポスターのような趣。とてもシリアルキラー映画には見えませんね。
Serial Killer(連続殺人犯) その1
二種類ある「Serial Killer(連続殺人犯)」のひとつめ。鏡の前に佇むジャック、目が据わっています。自分の顔を見つめながら何を考えているのか? 大胆にあしらわれた血痕が、ジャックが巻き起こす惨劇を予想させます。
Serial Killer(連続殺人犯) その2
ややショッキングな画像で失礼いたします。ついに正体を現したな、という感じのこちらのポスター。明らかに“人”であろう血まみれの物体を引きずるジャックの姿です。引きずっているものはビニールに包まれているため中身が定かではありませんが、いやー、これは人だよな、人だろうなぁ……と思わずしげしげ眺めてしまいますね。本当に人かどうかは映画本編でぜひお確かめを。
お気に召すデザインはあったでしょうか。上記のジャンル別スペシャルビジュアルを使用したグッズや、ムビチケなどが当たるキャンペーンが実施されるそうですよ。これは欲しくなっちゃうなぁ。Twitterアカウントが必要になりますので、早々にご準備を。
『ハウス・ジャック・ビルト』グッズプレゼント実施期間:5月27日よりスタート(予定)
参加方法:映画『ハウス・ジャック・ビルト』公式Twitter(@HJB2019)をフォローし、告知ツイートにあるGIFアニメをスクショして、指定のハッシュタグとともに投稿。
プレゼント:ジャンル別スペシャルポスタービジュアルグッズ、ムビチケカード、非売品プレスシート、オリジナルTシャツ(予定)
映画『ハウス・ジャック・ビルト』
6月14日(金) 新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町 ほか全国ロードショー
http://housejackbuilt.jp/
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