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5月13日、作家の津原泰水さんが、幻冬舎から刊行された百田尚樹さんの『日本国紀』を批判していたところ同社より文庫が出せなくなったとツイートを行った。
冗談じゃない。俺、幻冬舎から文庫出せなくなったんだぞ。 https://t.co/ERAQnXPC5H
—津原泰水 (@tsuharayasumi) 2019年5月13日
反響を呼び、幻冬舎に対して作家や編集者から批判が寄せられる。作家の小野美由紀さんは、デビュー作のときに10%と明言されていた印税を8%にされたと明かし、こちらも拡散されていた。
幻冬舎、書き手を雑に扱う出版社なんだなという印象。
私のデビュー作の時も、書く前に「印税は10%です」と明言されていたのに、校了直前「ごめーん企画会議8%で通しちゃってたから8%じゃないと本が出ないんだ。8%でいい?」と突然言われ、新人で何も分からず出版取り消しになる恐怖で(続—小野美由紀 (@Miyki_Ono) 2019年5月15日
泣く泣く条件を飲んだけど、後になってそんなわけあるか、と気づいた。額の問題じゃなく非常に不快。webでそんなクライアントさんにあった事もないし、他の出版社さんでもそんな思いした事ない。もう2度と幻冬舎では書かない。
—小野美由紀 (@Miyki_Ono) 2019年5月15日
ウェブでいくらでも表現ができてお金が稼げる時代、書き手を雑に扱う出版社がいつまでも書き手に相手にされるわけない。いつか見放されるよ。
—小野美由紀 (@Miyki_Ono) 2019年5月15日
他の出版社さんはこれまでの経験上きちんと初回に提示された通りの額をお支払いくださってますし、電子版の印税も紙より高く設定してくださっていて、配慮されていると感じています。出版社に限らずウェブのクライアントさんでも、最初に原稿料を提示してくださるし、下げられたことは一度もないです。 https://t.co/74UofdNnba
—小野美由紀 (@Miyki_Ono) 2019年5月16日
津原さんのツイートについて反論していた幻冬舎の見城徹社長は、津原さんの実売部数を公表するツイートも行う。新聞やネットニュースのサイトなどで「実売部数晒し」と報じられ、作家や編集者などからは猛反発を呼び、見城社長はツイートを削除し謝罪した。
編集担当者がどれだけの情熱で会社を説得し、出版に漕ぎ着けているかということをわかっていただきたく実売部数をツイートしましたが、本来書くべきことではなかったと反省しています。
そのツイートは削除いたしました。申し訳ありませんでした。—見城 徹 (@kenjo_toru1229) 2019年5月17日
参考記事:幻冬舎・見城徹社長が『日本国紀』批判の作者の非公表実売部数をツイートし大炎上 後に削除し謝罪
https://getnews.jp/archives/2155759[リンク]
見城社長の実売公表ツイートの後、年配のゲーム好きの方にはおなじみであろう作家の渡辺浩弐さんは
幻冬舎の本って数字バラしてもいいの? じゃ。
_人人人人人人人人人人人人人_
> この本、印税2%でした <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ https://t.co/vSQXBebnhW—渡辺浩弐 (@kozysan) 2019年5月16日
幻冬舎の本って数字バラしてもいいの? じゃ。
_人人人人人人人人人人人人人_
> この本、印税2%でした <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
と、幻冬舎から発売していた著書「BLACK OUT」についての他ユーザーのツイートを引用してツイート。
また、
「原稿料もお願いします! 」
という質問が寄せられ、それに対しては
ゼロ円
—渡辺浩弐 (@kozysan) 2019年5月17日
ゼロ円
と返答していた。
なんとも衝撃的な数字、拡散されさまざまな意見が寄せられていた。他の出版社の原稿料について、といったような情報も寄せられるなどしていたようである。
※画像は『いらすとや』より