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5月14日、サンフランシスコ市の監理委員会は、警察を含む行政機関が顔認証技術を使用することを禁止する条例案を、8対1の賛成多数で可決しました。警察に対し顔認証技術の使用を禁止する条例は、アメリカの主要都市としては初となります。ただし、連邦政府の管理下にあるサンフランシスコ市内の空港や港湾といった場所では、この条例は適用されません。
顔認証技術の使用については、市民のプライバシーや自由に対する侵害と、市民の安全を守るための防犯対策が天秤にかけられたものの、前者のほうが重視された結果となりました。
今後、サンフランシスコ市の行政機関は顔認証技術を使用することができなくなります。さらに、顔認証に代わる監視技術の使用を検討する場合は、市の承認が必要となってきます。
このニュースはアメリカで大きな話題となったようで、主要メディアがこぞって速報として報道していました。
San Francisco Becomes First City In U.S. To Ban Facial Recognition Tech(YouTube)
https://youtu.be/HYH5NodXOag
San Francisco bans police from using facial recognition tech(YouTube)
https://youtu.be/fpnrNs5WWds
アメリカでは、人が多数集まる空港やスタジアムだけでなく、多くの警察でも顔認証技術がすでに採用されています。テイラー・スウィフトも、ストーカー対策としてコンサート会場に顔認証システムを導入しています。
サンフランシスコ市における顔認証技術の使用に関しては、市民のプライバシー保護と市民の安全を両立させるという課題をどうクリアしていくのかが、今後の焦点になってきそうです。
※画像とソース:
https://www.nytimes.com/2019/05/14/us/facial-recognition-ban-san-francisco.html
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