『ルパン三世』をはじめ、数々の名作を世に送り出した漫画家のモンキー・パンチ氏が2019年4月11日19時26分に肺炎のため亡くなりました。81歳でした。


サンディエゴ・コミックコンベンションにてINKPOT賞、ローマ・コミックフェスティバルROMICS金賞、AMD Award功労賞を受賞するなど、国際的に高い評価を得ていたモンキー・パンチ氏ですが、デジタル表現にいち早く注目し、アップルの『マッキントッシュ』などを使って制作。2003年にはデジタルマンガ協会の発起人となり、同会の会長を2012年まで務めています。


また、2003年に東京工科大学大学院メディア学研究科メディア学専攻修士課程に入り、2年後に終了。Macとワコムのペンタブレットを作画に使用していたことに、驚きの声が上がっています。





むしろモンキー・パンチ先生が、《フォトショップ+液タブ(CintiqPro24)》という最先端の絵描きだったということに驚きを隠せない……。。。


どうやってあのアナログ感だしてたの……神絵師じゃん……。。。。。





モンキー・パンチ先生は、まだパソコンが一般家庭に普及する前、図形ソフトを使用してデジタルイラストを描かれています。おそらく日本で一番先にデジタル絵を描いた漫画家さんです。


ワコム公式『Twitter』は、次のように追悼ツイート。





モンキー・パンチ先生には、ペンタブレット黎明期からずっとワコムを支えていただきました。

ご冥福をお祈り申し上げます。


日本テレビは、2019年4月19日21時の『金曜ロードSHOW!』の予定を急遽変更し、1978年のモンキー・パンチ氏原作劇場版第一作『ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)』を放送すると発表されました。さまざまな作品だけでなく、マンガのデジタル作画に大きな足跡を残したことも、多くの人の心に留まり続けるのではないでしょうか。


モンキー・パンチ公式WEBサイト

http://www.monkeypunch.com/ [リンク]


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 『ルパン三世』&デジタルマンガの先駆者モンキー・パンチ氏死去 ペンタブレットで制作に驚きの声集まる