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ピエール瀧容疑者の逮捕が報道されたことにより、ソニー・ミュージックレーベルズでは関連楽曲の出荷・配信を停止し、『NHKオンデマンド』でも瀧容疑者の出演番組の配信は「当面停止」、地上波でも関連作品の“放送中止”が続出しました。
そんな中、3月14日にはNHKドラマ(@nhk_dramas)の公式TwitterアカウントがBSプレミアムでの『あまちゃん』総集編の放送告知を投稿しました。
しかしながら、放送は前編のみの告知。後編に関しては「放送予定はありませんのでご了承ください」とのこと。
【あまちゃん】
3月17日(日)13時から、BSプレミアムで「あまちゃん」総集編・前編を放送します。なお、後編の放送予定はありませんのでご了承ください。
※予定変更にともない、EPG録画予約に影響が生じる可能性があります。ご注意ください。https://t.co/PGURsugDkg—NHKドラマ (@nhk_dramas) 2019年3月14日
【あまちゃん】
3月17日(日)13時から、BSプレミアムで「あまちゃん」総集編・前編を放送します。なお、後編の放送予定はありませんのでご了承ください。
※予定変更にともない、EPG録画予約に影響が生じる可能性があります。ご注意ください。
この投稿を引用し、『あまちゃん』や『いだてん』の作曲家としても知られる大友良英さん(@otomojamjam)は次のようにツイートしました。
前編の放送決定、本当にありがとうございます。今回は三陸鉄道リアス線開通を祝しての再放送で、後編にこそ震災と向き合う北三陸の人たちが描かれています。震災後のあの時期、この番組が東北の人々の力に少なからずなったことを考えると、一個人の問題より優先すべきことがあるのではと私は思います。 https://t.co/x31zP36rhd
—大友良英 otomo yoshihide (@otomojamjam) 2019年3月14日
前編の放送決定、本当にありがとうございます。今回は三陸鉄道リアス線開通を祝しての再放送で、後編にこそ震災と向き合う北三陸の人たちが描かれています。震災後のあの時期、この番組が東北の人々の力に少なからずなったことを考えると、一個人の問題より優先すべきことがあるのではと私は思います。
『あまちゃん』は再放送そのものが危うかった状況でありつつも、前編が放送決定となったことに大友さんはまずお礼を述べています。後編には瀧容疑者も出演しているものの、震災と向き合い未来である現実へと続く重要な描写があります。震災の復興を目的とした作品の放映は一個人の問題で妨げられるべきではない、と強い思いをつづっています。
投稿のコメント欄には大友さんへの賛同意見が寄せられました。
・全編通してが「あまちゃん」であり後編にこそ大きな大切な意味があると思っています。
・東北、鉄道を支える方々に、後編、あの幸福な、力がみなぎってくるような156話のシーンまでを贈りたいです。
・後編ないと、無意味ですね。
・こんな「自粛」なんて何の意味もない!
『あまちゃん』後編をはじめ、関連作品の相次ぐ“自粛”はネットの各所で波紋を呼び、現在も続いています。
今回の瀧容疑者の逮捕は、はからずも「作品は誰のためのものなのか」を振り返る契機となりそうです。
※画像はTwitter、ソニーミュージック公式サイトより引用