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Jホラーの不動の名作『リング』。そのシリーズ最新作として、ホラーアイコン“貞子”の原点に触れる物語を描いた『貞子』が5月24日に公開決定。
『リング』『リング2』、ハリウッドリメイク版の2作目『ザ・リング2』を手掛けた中田秀夫監督が再びメガホンを取る。監督らによるコメントも到着した。
1作目から20年の時を経た今作では、「今、純粋に私自身が“イケてる”と思うホラー表現をシンプルに、がむしゃらに追求した」という中田監督。「『リング』をリアルタイムで観た世代には、“そうそう!”と肯いてもらえるものを、映画を観ていなくとも貞子の風貌や動きを知っているティーンには、“今度の貞子はここが違う、スゴい!”と驚愕してもらえるものを目指した」と熱い意気込みを語っている。
今安玲子プロデューサーによれば、「現代社会ならではのSNSや動画サイト投稿の気軽さの先にある恐怖を描きつつも、貞子が背負う宿命と怨念の深さに触れる内容になっている」とのこと。
今作でヒロイン役を務めるのは若手実力派の池田エライザ。当初は“貞子”という大きな看板にプレッシャーを感じていたという池田だが、「この映画、容赦ないです。どうか楽しみに待っていてください」と、その出来に自信を見せている。
今回の発表に先立ち、Twitterなどで限定公開されていたなんとも不気味な超特報映像はこちら。
水滴の落ちる音だけが響く不気味な洞窟と、突然念写される謎の映像。一瞬だけ写る黒くて丸い何かは、無数の後頭部のようだ。貞子らしき髪の長い女性の姿も確認できる。
『貞子』
5月24日(金) 全国ロードショー
<あらすじ>
病院で心理カウンセラーとして働く茉優(池田エライザ)は、公団住宅にある自宅が火事になり、警察によって保護されたひとりの少女を担当する。一切の記憶をなくし、自分の名前すら言えない少女と向き合う茉優だったが、次第に彼女のまわりで奇妙な出来事が起こり始める――
原作:鈴木光司「タイド」(角川ホラー文庫刊)
監督:中田秀夫
脚本:杉原憲明
主演:池田エライザ
製作:「貞子」製作委員会 配給:KADOKAWA
映画公式サイト:sadako-movie.jp
<中田秀夫監督 コメント>
『リング』では「この映画で世に出たい」の一心でありったけの情熱を注いだし、アメリカの『ザ・リング2』では、ハリウッドのスタジオ映画を指揮するという、胸踊る体験も得た。時を経て、今回の『貞子』では、今、純粋に私自身が「イケてる」と思うホラー表現をシンプルに、がむしゃらに追求したつもりだ。『リング』を同時代で観てくれた世代にとっては、「そうそう!」と肯いてもらえるものを、観てはなくとも貞子の風貌、動きは知っているティーンたちには、「今度の貞子はここが違う、スゴい!」と驚愕してもらえるものを目指した。ヒロイン、池田エライザさんには、弱きものを思う優しさと貞子に立ち向かう逞しさを喜怒哀楽十二分に表現してもらった。新時代のスクリーミング・ヒロイン誕生だと自負している。
<主演:池田エライザ(秋川茉優)役 コメント>
お話をいただいた時は、日本にとどまらず世界に衝撃を与えた作品に携わることへの喜びとともに『貞子』というタイトルを私が背負っていいものか不安な気持ちになりました。ですが監督の熱のこもった言葉達に救われて、この作品に身を投じること決意いたしました。平穏な世界にじわじわと迫り来る恐怖…。現場は穏やかに見えて、いつも何処か張り詰めていました。生唾を飲んで、身を硬直させ、冷や汗をかき…最後にはそこが映画館である。ということに安堵していただける……のかな。保証はできませんが、1つ言えるのはこの映画、容赦ないです。どうか楽しみに待っていてください。
<今安玲子プロデューサー コメント>
小説、そして映画『リング』からうまれた悲しみのヒロイン・山村貞子は、今や黒髪ロングヘアと白いワンピースの誰もが知るアイコンに成長しました。そんな今だからこそ、貞子の原点に触れる物語を描きたいと原作者・鈴木光司氏、中田秀夫監督に新作製作をご相談しました。
新時代の若者たちをも阿鼻叫喚させる恐怖とは何か、中田監督をはじめとしたスタッフの皆様と議論を重ね、製作に挑みました。完全新作ストーリーとして、現代社会ならではのSNSや動画サイト投稿の気軽さの先にある恐怖がありつつも貞子が背負う宿命と怨念の深さに触れる内容になっています。
主演の池田エライザさんは、発せられる言葉や立ち居振る舞いに芯の強さがあり、彼女を通して観客が一緒に怖がりつつも格好良く立ち向かう姿に惚れ惚れするようなヒロイン像を期待できると信じ、起用しました。歴代のヒロインが演じてきた大切な人を守りぬく強さと、自分自身が抱える繊細な弱さの両局面がある女性を体当たりで演じてくれました。
初めてこのシリーズを観てくれる方が楽しめるのはもちろんのこと、これまでのシリーズを観てきた方も喜んでもらえるような仕掛けもございます。
どんな『貞子』に出会えるかは、是非劇場でお確かめ下さい。恐怖の貞子ワールドをお楽しみに。
©2019「貞子」製作委員会