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2月12日に愛知・SKE48劇場で行われたSKE48チームKII『最終ベルが鳴る』公演にて、同チームに所属する小畑優奈がグループからの卒業を発表した。
KⅡ公演終わりました。そして、今日の公演で卒業発表させて頂きました!気持ちはまた改めてブログなので書かせて頂きます。残りのアイドル人生全力で楽しむ!最後までアイドル小畑優奈をよろしくお願いします☺︎ pic.twitter.com/91ex8ehQL6—小畑優奈 (@yuna_obata48) 2019年2月12日
https://twitter.com/yuna_obata48/status/1095311220184240128
卒業発表を報告する本人のツイート。
最終活動日は3月31日となるが、4月6日に埼玉・メットライフドームにて行われる個別握手会には参加する。7日以降に予定されていた握手会などのイベントはすべて不参加となり、購入済みの握手券等については返品対応が行われる。
小畑は翌13日、公式ブログで「アイドルとしてやり切ってしまった」「中途半端な気持ちでアイドルするのは違うなって」「本気でやってる人たちに失礼すぎる」などと、卒業を決めた理由や心境をつづった。そして、「残りの時間しっかり恩返しできるようにキラキラなアイドル小畑優奈で全力で楽しみます! たくさん思い出作りましょうね!! 最後まで応援よろしくお願いします!!」と結んでいる。
小畑は愛知県出身の17歳。2015年にSKE48第7期生オーディションに合格し、劇場デビューを果たす。2017年にリリースされたSKE48の21stシングル『意外にマンゴー』では初の選抜入りを果たし、さらにセンターポジションも務めた。
なお、初選抜でのセンター抜擢はSKE48においては2例目で、単独センターとしては史上初の快挙(デビューシングルを除く)。国内全48グループを見渡しても、1stシングル以外で“初選抜初センター”を単独で射止めた例は、小畑以外では内田眞由美(AKB48)のみ。しかもその内田はじゃんけん大会の結果によるものだ。純粋な意味での“初選抜初センター”は、小畑のみと言っても過言ではない。
以来、小畑はSKE48の選抜メンバーに定着。国内の48グループ全体から選抜されるAKB48名義のシングルでも、3作連続で選抜入りを果たした。2018年の“AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙”では34位を獲得し、前年の72位から大きく順位を上げている。
こうした実績から、“次世代エース”との呼び声も高かった小畑。とは言え、SKE48にはほかにも後藤楽々(チームE)や末永桜花(同)、菅原茉椰(同)など、“次世代エース候補”と呼ばれるメンバーは多数存在する。
しかし実際のところ、ファンの期待を最も集め、運営側も総力を挙げて積極的に売り出そうとしていたのは、間違いなく小畑であったと言っていい。
小畑が所属するチームKIIリーダーの大場美奈は、この発表を受けて公式ブログを更新。「まだまだこれからのSKE48にはゆなが必要です」「この先SKE48の先頭を走ってくれるのだと思ってました」と、小畑の才能を高く評価していた旨を明らかにしている。
また、SKE48の絶対的エース・松井珠理奈(チームS)も、これまでに雑誌やテレビ番組などさまざまな場面で、小畑の存在があったおかげで「グループ内に競争意識が芽生えた」「メンバーとセンターを目指して競い合えるのはうれしい」といった意味の発言を繰り返しており、その実力を認めていた。
さらに、昨年の選抜総選挙で2位に輝いた須田亜香里(チームE)も、自身のツイッターで小畑の卒業に言及。「憧れのセンターにゆなながずっと先に立っていたけど、私は一度も嫌だと思ったことがなくて」「私は確実にあの背中に育てられて、これからも助けられると思う」と、絶大な信頼感を表明している。
SKE48では近年、若手メンバーの卒業が相次いでいる。4月末での卒業を予定している松村香織(チームKII/3期生)のようなベテランではなく、加入して間もないメンバーが次々と辞めていっているのである。
昨年だけでも、石川咲姫(8期)、上妻ほの香(ドラフト3期)、渥美彩羽(8期)、和田愛菜(7期)、森平莉子(8期)、矢作有紀奈(8期)、町音葉(7期)、一色嶺奈(ドラフト2期)と、8名もの“若手”が卒業。このうち、矢作を除く全員がまだ10代であった。
時期で言えば、7期生とドラフト2期生は2015年加入であるため、在籍年数がそこまで極端に短いわけではない。しかし、ドラフト3期生に至っては2018年の加入。上妻は在籍期間が半年にも満たなかったことになる。
さらには、昨年12月31日にお披露目されたばかりの9期生からも、安達玲奈が1月4日付で活動を辞退。その間わずかに5日だ。ただし、安達の場合は学校から芸能活動を禁じられてのやむを得ない離脱であると説明されている。
ここに7期生の小畑を加えると、今年早くも2人目の離脱ということになる。このペースの速さは、およそ尋常ではない。
比較的加入時期の新しいメンバーがこれだけ立て続けに抜けていくグループは、SKE48くらいだろう。「もったいないよ」「本人が決めた事だし何もいえないけどSKEて本当に卒業人数多いよな」「ゆななに関してはどうして? と思うけどSKE卒業多いからなんか疲れる」「卒業は自由だけどこれじゃ運営しんどいよ」と多くのファンが嘆きのツイートを投稿しているのが確認できる。
松井や須田を始めとした、突出した人気を誇るメンバーのイメージが強いSKE48だが、その実、目立った若手が育っていない。唯一の希望と言えた小畑も、今回あっさりと離脱。その上、あまり一般には知られていないところでこれだけ多くの若手が辞めていっている。
果たしてこの先、SKE48に明るい未来は待っているのだろうか。
画像:SKE48オフィシャルブログより引用
わたしのきもち。小畑優奈 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12439811663.html
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