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インド映画としての世界での興行収入歴代No.3を誇る注目のインド映画『バジュランギおじさんと、小さな迷子』が1月18日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開となります。
バカ正直でお人好しなインド人の青年と、声を出せないパキスタンからの迷子の少女の二人旅を、国や宗教、人間愛についてのメッセージと、ほっこりとした笑いに包んで描き、世界中から人種や信条を超えた熱い支持を受けた本作。インドでは「バーフバリ 伝説誕生」に次ぐ2015年の興行収入No.2の大ヒットとなり、国内映画賞では30近くもの賞を獲得。全世界でも150億円に迫る大ヒットを記録しており、映画批評サイトRotten Tomatoesの満足度は驚異の100%をマーク。先日東京で行われた一般試写会では、上映終了後に異例ともいえる大きな拍手が起こり、本作の国を超えても観る者に与える”感動力”を証明しています。
インド公開から3年を経た現在も、インド映画として「ダンガル きっと、つよくなる」「バーフバリ 王の凱旋」に次ぐ世界興行成績歴代No.3をキープ。インド映画に熱い注目が集まる中、高まる要望に応えてついに日本に上陸!
主人公パワンを演じるのは、インド映画界で最も影響力のある<3大カーン>のひとりであるサルマン・カーン。インドでは”サルマン兄貴”と男子に絶大な支持を誇り本作のプロデューサーも兼ねる彼が、代名詞ともいえる肉体美を封印し、ひとりの迷子のために奔走する”おじさん”を熱演。声を出せない迷子シャヒーダー役で、誰もが心惹かれる豊かな表情を見せてくれるのは、5000人のオーディションから選ばれたインドの超人気子役ハルシャーリー・マルホートラ。撮影当時弱冠6歳ながら強い印象を残す好演で新人賞を多数受賞し、日本でもそのキュートさにゾッコンとなる人が続出中です。
昨年、インド映画を一躍人気ジャンルに押し上げた「バーフバリ」「パッドマン 5億人の女性を救った男」に続く大注目作である本作には、一度は本編に盛り込まれたものの幻となったシーンが存在。映画公開後、きっと役立つとっておきのトリビアをご紹介!
‘Celebrate Eid With Salman Khan’
https://www.youtube.com/watch?v=xsfvTLhOAGQ [リンク]
この映像は、インド映画のおなじみともいえるミュージカルシーンで「Aaj Ki Party」(今日はパーティー)という楽曲の撮影風景を捉えたメイキングシーン。パワンとその恋人ラスィカー(カリーナ・カプール)が華やかな衣装を身にまとい、大勢のエキストラを従えて大規模なセットを組んでゴージャスなダンスシーンが繰り広げられます。
このシーンは、物語のハッピーエンドを強調するために用意され、映画の一番最後に収められる予定だったもの。映画がインドで公開されたのが2015年の7月でイード(ラマダンの終わりを祝う祭り)の時期だったため、それをイメージしつつ豪華絢爛なダンスシーンが構成されたそう。しかし、本作の関係者向け試写を経て、最終的にこの場面はまるまるカットされた上で劇場公開されたのです。その判断に影響を与えたのが、サルマンの父親でインド映画界の俳優・脚本家であるサリム・カーン氏が映画鑑賞後に述べた「この映画の感動的な余韻を削いでしまうのではないか?」という意見だったとのこと。ここまで作りこんでおきながら一切使わないというのも、インド映画をめぐるなんとも豊潤な環境を象徴するエピソードです。
『バジュランギおじさんと、小さな迷子』ストーリー
パキスタンの小さな村に住む女の子シャヒーダー。幼い頃から声が出せない障害を持った彼女を心配したお母さんと一緒に、インドのイスラム寺院に願掛けに行くが、帰り道で一人インドに取り残されてしまう。そんなシャヒーダーが出会ったのは、ヒンドゥー教のハヌマーン神の熱烈な信者のパワンだった。バカがつくぐらいの正直者で、お人好しなパワンは、これも、ハヌマーンの思し召しと、母親とはぐれたシャヒーダーを預かることにしたが、ある日、彼女がパキスタンのイスラム教徒と分かって驚愕する。歴史、宗教、経済など様々な部分で激しく対立するインドとパキスタン。 それでもパスポートもビザもなしに、国境を越えてシャヒーダーを家に送り届けることを決意したパワンの旅が始まった。果たしてパワンは無事にシャヒーダーを母親の元へ送り届けることができるのか!?
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