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長寿のめでたさを例えたことわざ「鶴は千年亀は万年」にあるように、大型の鳥や亀はとても長い時間を生きることで知られているが、この度、少なくとも68才のコアホウドリが子育てをしていることが確認された。
アメリカ合衆国魚類野生生物局(USFWS)によると、そのコアホウドリは推定68才で、野鳥としては世界最高齢だという。ウィズダム(知恵)と名付けられた彼女は、1956年にミッドウェー環礁で初めて足環標識を着けられた時点で推定5才だったというから、実際には68才よりももっと長生きしているかもしれない。
ウィズダムとパートナーのアケアカマイ(Akeakamai/ハワイ語で哲学の意味)は2006年から毎年、この時期にミッドウェー環礁の営巣地に戻ってきていたが、今年も11月末に抱卵を確認したという。
She's Baaaaaack! Wisdom –world's oldest known wild bird- returned to Midway Atoll NWR on 11/29 and laid an egg! Wisdom was first identified and banded by biologists as an adult in 1956 – making her at LEAST 6⃣8⃣years old! #Wisdom (1) https://t.co/Iv8GZr5os9pic.twitter.com/fC3sbHxmF7—USFWS Pacific Region (@USFWSPacific) 2018年12月5日
コアホウドリは翼を広げると2メートルにもなる大型の鳥で、ミッドウェー環礁の集団繁殖地には毎年11月から12月になると100万羽以上が集まってくる。1956年に鳥類学者のチャンドラー・ロビンズ氏に足環を着けられた時、ウィズダムは同様に足環を着けられた8400羽のコアホウドリのうちの1羽にすぎなかった。しかし46年の時を経て、不思議な運命がロビンズ氏とウィズダムを再び引き合わせることになる。通常、アルミニウムの足環は20年もすると腐食してボロボロになってしまうが、幸運なことにウィズダムの足環は絶え間なく着け替えられていたために、ロビンズ氏は自分が以前足環を着けた鳥だと分かったのだ。毎年同じ鳥の足環を着け替えられていたなら、もっと高齢の鳥も見つかっていたかもしれない。
1956年以来、ウィズダムは約41羽の雛をかえし、480万km以上の飛行をしてきた。今シーズンもこれから2か月以上卵を抱き続け、さらに巣立ちまで5か月間、雛を守り続ける。そして来年もきっとまた、同じ巣に戻ってくる。
画像とソース引用:『Twitter』および『Tumblr』より
http://usfwspacific.tumblr.com/[リンク]
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