肌寒さを感じる季節の到来と共に、近所のスーパーでは鍋料理の具材が棚の面積を拡大しつつあります。その年ごとに目まぐるしく移り変わる鍋のトレンドですが、今年は高カロリー鍋と低カロリー鍋の二極化に?


毎月外食のプロフェッショナルを集め、外食トレンドを発表するための“トレンド座談会”を開催する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』が、2018年の鍋トレンド予測を発表しました。都内で食べられる店舗とあわせて紹介します。


2018年の鍋トレンドは?


『ホットペッパーグルメ外食総研』上席研究員の有木真理氏によると、「昨今の“健康美ブーム”や“低カロリー・低糖質ブーム”などに伴い、野菜や良質なたんぱく質を大量に摂取できる」“美ボディ鍋”が人気を集める一方、その反動から「外食時くらいは健康やカロリーを気にせず、美味しいものを目いっぱい食べたいという心理で」高カロリーと共に背徳感を味わう“背徳鍋”にも注目が集まっているとのこと。


全国に住む20~59歳の男女1032人にアンケートを実施したところ、女性の64.4%が「美しい体作りに興味がある」と回答し、美しい体作りのために興味があることの1位は男女共に「食事」(70.5%)という結果に。その反面、「たまには高カロリー料理を思い切り食べたい」と思っている人が78.4%いることも分かりました。


“背徳鍋”が楽しめる都内店舗


“背徳感”は最高の調味料。健康やダイエットを考えると控えるべきだけど、どうしても食べたくなるような“背徳鍋”は、多くの炭水化物や脂、チーズ、フォアグラ、あん肝などの高カロリー具材がその代表例です。



kawara CAFE&DINING 新宿本店(東京都・新宿)の『イベリコ豚とカマンベールチーズの塩バターミルフィーユ鍋』は、コクのある塩バターベースのスープに、カマンベールチーズを豪快にイン。イベリコ豚と白菜のミルフィーユ、ごろごろと大きめにカットした野菜が周りを囲みます。とろとろになったチーズに具材をからめてフォンデュのように食べられるのが特徴。黒こしょうがアクセントになり、飽きのこない味わいです。



水道橋 鳥福(東京都・水道橋)の『“極厚”豚肩炙りチャーシューの旨塩とんこつ男前鍋』(11月1日~)は、極厚の豚肩ロースを4時間以上煮込んだチャーシューが300gも入った男前な一品。こってり濃厚なとんこつベースのスープは、シメのラーメンとも相性バツグンです。



そして“背徳鍋”の名にこの上なくふさわしいのが、HangOut HangOver 渋谷店(東京都・渋谷)の『牛ステーキのアボカドサルサチーズ鍋』。サルサベースのスープにチーズを加えたコクのあるメキシカン鍋に、厚切り牛ステーキとソーセージ、バターをトッピング。目の前で鍋をフランベして燃え上がる演出もあり、グループで盛り上がること必至です。


“美ボディ鍋”が楽しめる都内店舗


“美ボディ鍋”はカロリーが低いだけでなく、ほどよく筋肉のついた美しい体づくりをサポートする鍋のこと。ビタミン豊富なたっぷり野菜と、鶏肉や大豆、卵白などの良質なたんぱく質が同時に摂取できる鍋を指します。



Shangri-La‘s secret(東京都・六本木)の『宝茸黒湯』は、ヘルシー鍋の代表食材である栄養たっぷりのキノコしゃぶしゃぶ。独自の手法でじっくり煮だしたブラックスープで30種類の天然キノコを味わえます。



薬膳火鍋専門店 天香回味 日本橋本店(東京都・日本橋)の『天香回味鍋』は、赤い『天香鍋』と白い『回味鍋』のコンビネーション鍋。数十種類の漢方薬や天然植物と、辛みを持つ植物を煮込んで作る、色・香り・味の三拍子がそろった健康的な一品です。スープには胃腸を保護する成分が多く含まれているため、食後の胸焼けや胃もたれ、喉の渇きなどもないと言われています。


いよいよ鍋シーズン本番の到来! “背徳鍋”と“美ボディ鍋”……あなたはどっち派!?


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 “背徳鍋”or“美ボディ鍋”……あなたはどっち派!? 2018年のトレンド鍋が都内で食べられる店舗をチェック