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どうもどうも、特殊犯罪アナリスト&裏社会ライターの丸野裕行でっす!
今回はですねぇ、グルメ記事ですよ、奥さん!
以前東京でテレビ収録の仕事をしたあとに、お世話になっている木下ほうかさんと新宿で飲むことになりましてね。
そのときに居酒屋で紹介していただいた鳥取・三朝温泉の知久馬社長と意気投合! 相性がバッチリ合致しまして、今回その有名なお宿に遊びに行かせていただくことになりました。
こちらのお宿、三朝温泉一の老舗ということで、多くの有名芸能人の来訪があるのだとか。知久間社長が三朝の広報部長的役割として、芸能メディアとのパイプ役にもなっているのです。
はてさて、筆者の住んでいる京都から250キロ弱も離れた鳥取県の有名旅館の料理というのはどのようなものなのか?
正月には有名芸能人がおせち料理を大量発注するほど評判になっている料理をリポートしたいと思います!
10月4日の昼前に、京都南ICから鳥取へ向けて出発。Google Mapで確認すると、3時間30分ほどかかる模様。車は好きなんだけど、運転するのは近所のコンビニまでで十分な僕は超不安です。
とにかく名神から、中国道に乗って、岡山方面へむかってひた走ります。
初めは余裕でしたが、1ヵ所に止まっていられない落ち着きのない僕には、車中が段々と地獄に思えてきます。サービスエリアで3回も休憩して、屈伸運動しながら、黙々とひた走ります。
BGMのクレイジーケンバンドに励まされながら、やっとこ岡山県津山市に位置する院庄ICへ到着。(このとき、電車で来ればよかったとやや後悔)
<写真:山田養蜂場発見!>
さらにここから鳥取のど真ん中にある三朝温泉へ1時間かけて向かいます。でも……下道、サイコー! 手の届くところにいろんなお店が見える安心感が違います!
おい、でっかい蜂がいる!
段々と近づいてきたのか? どうなんだ?
おおぉ~、ついに見えてきた! 三朝温泉! 会いたかったぜ、ベイビー!
三朝温泉病院って名前が、何のひねりもなくて素敵。
橋がある。あの奥に見えている旅館が、『千と千尋の神隠し』でモデルになったともいわれる建物。確かにカオナシも写っている!
川のほとりには、無料の丸見え温泉がありますが、入浴されていたので撮影できず。
一流の民謡誌人・野口雨情の三朝小唄歌碑と 昭和4年に作られた映画『三朝小唄』のワンシーンを題材にしたモニュメントがあります。
社長が経営する『おとなの隠れ和宿 いわゆ』はここを入って、奥にありますよ!
いかがわしい雰囲気の看板がよろしい!
小道を進むと……
看板が出てきましたよ~!
『旬彩の宿 いわゆ』さんです! こちらは三朝温泉で最古の宿。“大正ロマン”すら感じるお宿です。
出迎えていただいたのは、経営者の知久馬社長です。会いたかった!
先日の飲み以来、敬愛の念を込めて“先輩”と呼ばせていただいている知久馬社長、先にも述べたように数々の三朝温泉の広報活動などを手掛け、全国ネットのテレビのみならず映画などにも出演されています。
さて、お宿の方は木造日本建築で、館内すべてが畳敷き。全9室で行き届いたサービスを堪能できます。ゆったりとした時間が流れる純和風づくりですね。
三朝温泉は世界一のラジウム温泉らしく、男湯、女湯ともに、源泉かけ流しの岩風呂があります。さらには女性専用の地下オンドル風呂を設けていますので、全体に女性のお客さんが多いようです。
奥のラウンジ風になった蔵には、有名人のサインがひしめいています。僕の敬愛する俳優さん、その奥さま、女優さん、タレントさん、ボクサー、芸人と様々な方がこの宿の常連なのです。
木下ほうかさんはもちろん、最近手塚治虫賞を獲った矢部太郎さんともかなり親しい知久馬先輩。
壁にはほうかさんから送られてきたドラマの販促品がたくさん飾られていました。
今晩はとある女優さんが必ず宿泊するお気に入りのお部屋を取っていただきました。
<写真:お世話になる仲居さんとパチリ>
しばし知久馬先輩と街を散策。積もり積もった話を久々にしてから、料理が用意されているお部屋へ。
『いわゆ』の売りになっているのは、やはりその雰囲気と感動を覚える料理の数々!
実力派若手板長がつくる創作料理は、演出や手法にこだわりがあり、すべてがサプライズなのだとか。
と、そこへ20代前半のうら若きコンパニオンの女の子が登場!
先輩のサプライズまではじまりました!(※すんごい嬉しいです)
おっと登場! 豪華すぎる八寸! どれから手をつければいいのかわからん!
後ほど、陶板で焼いていただく国産和牛ですが、すでにうんまそう!
こちらの涼しげな料理、奥がフライドガーリックが効いたカルパッチョ、手前が茄子のゼリー寄せです。
椀物は、秋の情緒満点のお月見椀。
見た目と同様、お出汁が繊細で美味しい!
するとお次はサプライズ?! 仲居さんが電気を消して、持ってきたのは、一体なんでしょう。
モクモクとドライアイスの煙がたちこめております!
電気がパッと点きますと、そこには、美しすぎるお造りの盛り合わせが!
めちゃくちゃうまそうで新鮮ツヤツヤなお造り。実際に箸をつけると、……もうねぇ、トロットロ! そのうえ、プリプリコリコリ!
こちらの茄子の田楽の味噌も、ちょうどいい柔らかさでいて、非常に美味。
これはあんかけの煮物椀。
そしてこの蟹、「稀少なやつが入ったので 試食代わりに食べて」と言われたのですが、……味わい深くて、蟹のうまみが凝縮されているやつですよ!
こちらのお宿ではこの蟹を、これから年間数十~数百単位で仕入れるとのことなので期待が高まります。やっぱり、商いのレベルが違いすぎる。
ちょっと炙って仕上げるこのステーキ。柔らかくて、時たま食べる“ちょっといい牛肉”とランクが違いすぎて驚愕!
サシの入った脂の旨みが口の中をすぐさま占領。お願いですから、北方領土と僕の口の中を早く返還してください!
〆は食事の途中から火を入れはじめた炊きたての釜飯!
これもうんまい! 優しいお味が豪華すぎて疲れた胃を癒してくれますね。ごちそうさまでした!
デザートもうれしいっすね!
……と、思っていると、先輩が「おい、マルちゃん、倉吉に飲みに行くぞ」とまだ食べ終わって間もない僕を急き立てます。
ということで、次回『倉吉の街5軒ハシゴの旅! いろんな過去がある人たちと飲む』へと続きます!
はてさて、お部屋に帰って寝ることはできるのでしょうか……。
『旬彩の宿 いわゆ』
住所:〒682-0123 鳥取県東伯郡三朝町三朝942
予約専用電話:0120-43-0124
TEL:0858-43-0124
FAX:0858-43-0979
チェックイン:15:00 (最終チェックイン:19:00)
チェックアウト:10:00
交通アクセス:
JR倉吉駅〜三朝温泉行きバス「三朝温泉」下車
中国自動車道・院庄IC~R179で60分
米子道・湯原IC~40分
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(執筆者: 丸野裕行) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか