- 週間ランキング
錯視アートでレディー・ガガのアルバム『アートポップ』の盤面デザインを手掛けたことでも知られる、立命館大学文学部人文学科心理学専攻の北岡明佳教授が英語でツイートした動画が海外で話題です。
A demo of lightness perception pic.twitter.com/BSVpgcuIw1—Akiyoshi Kitaoka (@AkiyoshiKitaoka) 2018年8月12日
https://twitter.com/AkiyoshiKitaoka/status/1028473566193315841
「明るさ知覚のデモ」というツイートと共に投稿された動画は、まるで『iPad』などのタッチパネルを操作しているように見えます。実はこれ紙の上で紙を動かしているだけなのですが、「輝度勾配依存の明るさ錯視」という錯視のデモンストレーション動画なんです。学術的に詳しいことはわかりませんが、背景の色の明るさによって、指で動かしている四角形の色が変化しているように見える錯視みたいです。視覚情報を取り込んだ人間の脳がいとも簡単にダマされまくっているということですね。
英語でツイートしたため、この動画を見た人の反応はほとんどが日本語以外によるものとなっています。動画を見た外国人達からは、「錯視だってわかってるからイラつくんだけど、どうしても脳が正しく理解することを拒否する」、「なんか『ポン(卓球ゲーム)』の亜種を見ているようで、催眠術にかかったみたいだ」、「この動画は何次元のものなんだ」、「一体どういう魔術なんだ」、「黒魔術だ!」、「脳にかなりダメージが残るね」、「魔法かよ」、「物理と知覚って恐ろしい」、「誰も信じちゃダメだ、自分の脳でさえも信じられないから」といった声がありました。
自分の目で見たものでも脳がダマされることは多々あるんですね。そういう点では、インスタに氾濫するいわゆる“詐欺写真”なんかも、見た人の脳をダマしていると言えるのかもしれません。
※画像:『Twitter』より引用
https://twitter.com/AkiyoshiKitaoka/status/1028473566193315841
※ソース:
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/kosaku2e.html
http://www.ritsumei.jp/news/detail_j/topics/?news_id=12336&year=2013&publish
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 6PAC) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか