公共交通機関に設けられている高齢者や障害者、妊婦などを対象にした優先席。日本では1973年に国鉄が導入した「シルバーシート」で本格的に導入されています。しかし、電車やバスで優先席に誰も座らずにぽっかりと空いてしまっている様子を見かけることが多いのではないでしょうか。


ある『Twitter』ユーザーが、混雑したバスの中で優先席ががら空きの状態になっている画像をツイート。さまざまな反応が集まっていました。






これが優先座席の魔法


めっちゃ混んでるバスだから優先座席だろうとなんだろうと誰か座ればその分立ってる人に余裕が出来て息苦しくなくなるのになぜその周りのヤツは座らない


電車でも一緒

お前らは「優先座席には座るな」とかいうおかしな教育でも受けてきたんか?

優先座席も席や、臨機応変に座れ


「まじで思う」といった声が多く寄せられていたほか、「優先席は座ってはいけないと教育される」「座っていると変な目で見られる」といった反応も目立っていました。さらに「席を譲るのは難易度が高い」という意見があり、別のユーザーからはこんなツイートも。






オレは年中座っているなー。ばーさんが乗ってきたら譲るが大概のばーさんは譲られると自尊心に触れるのか譲るなと言いだすのでめんどくさい。次に降りるときはそのまま座っているかなー。あと年寄りはシルバーシート座って欲しい。普通の席まできて若さアピールする不思議。


ほかのユーザーからは、優先席に座っていると高齢者から嫌がらせをされるという報告も。






おかしいですよね。本当に。特に京都の市バスなんか半分程が優先席で混んでても誰も座ろうとしないんで余計にギュウギュウ詰めになったり。一回ガラガラの時に優先席に座ってたらジジイがわざわざ隣に座って顔を覗き込みながら足をゴリゴリやって嫌がらせしてきましたよ。


一方で、「座らない自由がある」といった意見もありました。






うわー難しいなあ。写真の状況が最善だとは思わないけど、「座らない自由」だってあると思うし。
席が空いているのなら座りたい人が座って、立ちたい人は立ってて。他者に座って欲しい人・譲りたい人、どうしても座りたい人とか他人に干渉するなら言葉に出して意思表示をする、くらいしか。うーん。


「健常者が座ったら悪」といった空気があると感じている人が多いことが浮き彫りとなったこの優先席問題。見た目には障害のない人が白い目で見られるといった声もあったほか、特にバスでは「車内が混雑する」という理由で立ったままの人について疑問符をつける人から数多くの反応が集まっていました。一つの策として「全席優先席」にするというものがありますが、一時導入をしていた阪急電鉄や横浜市営地下鉄は苦情が寄せられて優先席を再度設けることを余儀なくされており、一筋縄で解決できるものではないのではないでしょうか。


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 「譲るのは難易度が高い」「座ると変な目で見られる」 バスの優先席がら空き画像ツイートに「おかしい」の声多数