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レノボ・ジャパンは4月24日、スタンドアロンVRヘッドセット『Lenovo Mirage Solo with Daydream』(以下『Mirage Solo』)と、GoogleのVR映像フォーマットVR180に対応した二眼式カメラ『Lenovo Mirage Camera with Daydream』(以下『Mirage Camera』)の発表会を開催。国内向けの対応コンテンツをお披露目しました。
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レノボがスタンドアロンVRヘッドセットとVR180対応2眼カメラを5月11日に国内で発売へ
http://getnews.jp/archives/2038497
同社は、VR普及への3要素として「簡単さ」「リアルさ」「コンテンツ」を挙げ、スマートフォンやパソコンなどに接続せずにスタンドアロンで動作する『Mirage Solo』の“簡単さ”、Googleのモーショントラッキング技術“WorldSense”による“リアルさ”、そして日本のコンテンツパートナーと共創する“コンテンツ”が重要であると説明。
“WorldSense”は、ヘッドセットに内蔵するジャイロセンサー、加速度センサー、電子コンパス、近接センサーにより、X・Y・Zの3軸とそれぞれの回転動作の6DoF(six degrees of freedom)に対応し、外部センサーがない状態で前後左右、しゃがむ/立つ/ジャンプといった体の移動を認識できる技術。“WorldSense”対応アプリケーションは320本以上あり、6DoF対応のアプリケーションは海外で50本以上、国内でも40本以上が利用できるとのこと。
コンテンツの国内パートナーとして、国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア』代表で俳優の別所哲也氏が登壇。「360°映像の中でどういう表現をするのか。映像作家の間でも中心的議論になっている」「大きなスクリーンを独り占めできる点でも注目している」とVRへの関心を語り、同映画祭でのVR部門『VR SHORTS』の新設、同映画祭が推奨するVR作品12本を『Mirage Solo』購入者に特別価格でレンタル提供するキャンペーンの実施を発表しました。
続いて、VRゲーム『釣り スタVR』を提供するグリーが登壇。最大6人でマルチプレイできる大会機能が特徴で、『Mirage Solo』では“WorldSense”によりVR空間をアバターが移動できることを紹介。
スクウェア・エニックスは、漫画の世界をVR空間で体験できるコンテンツ『PROJECT HIKARI』を発表。漫画のコマが立体化し、視点を変えるとパースが変化したり、6DoFに対応することでコマの中に入り込むことができるなど、没入感のある漫画が楽しめるとのこと。
この他、映像系のVRコンテンツでは『Abema TV VR』と『dTV VR』、『360Channel』、人気アニメ『この素晴らしい世界に祝福を!』のキャラクターアプリ『このすば!めぐみんとおやすみVR』、理経による防災アプリ『避難訓練VR ~工場火災編~』、積木製作による建設現場のトレーニングアプリ、リビングスタイルによる家具のコーディネートアプリ『RoomCo AR』といった国内のコンテンツを紹介。
『Mirage Camera』で撮影したVR180映像では、老人に昔の思い出をよみがえらせる『ジモトVR』、ポッカサッポロ、日本食育コミュニケーション協会、360Channelによる『100年先まで伝えたい食 ~おもいでごはんストーリーズ~』、大成建設による活用事例が紹介されました。
『Mirage Solo』『Mirage Camera』は5月11日に発売。価格は『Mirage Solo』が5万1200円(税別)、『Mirage Camera』が3万5800円(税別)です。