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大腸がんをはじめとする消化器疾患の予防啓発を呼びかける『日本うんこ学会』。『ニコニコ超会議2018』には『超学会コレクションブース』として、『ニコニコ学会β交流協会』と『日本うんこ学会』を中心に“超学術連合”を結成して出展しています。今回は“ダイバーシティ”をテーマに多種多様な展示やステージが行われました。
ブースでは、うんこを主軸にしたスマホアプリゲーム『うんコレ』、撮ってよし座ってよしの痛便器、うんこを観る“観便”の重要性を知る『うんこ作ってみた』、擬似的にうんこを触れる『触覚体験うんこツンツン』などが展示されていました。もちろん、全部ただのお遊びじゃありません。健康状態の把握や体調管理に役立つものとなっています。
意外と(?)行列ができていたのが、『触覚体験うんこツンツン』コーナー。最大で40分ほどの待ち時間もできるほどの人気となっていました。こちらは、触覚デバイスを使って擬似的に触ったものの感覚を指に伝えるというもの。この技術を使ってうんこを触った感覚を体験しよう、というのが『触覚体験うんこツンツン』コーナーです。触覚デバイスと聞いたら、正直なところ色々と妄想が捗ってしまうのですが、『日本うんこ学会』ではこの技術をうんこを触るために活用していきます。うーん、この発想はなかった。
ということで、実際に仮想うんこを触ってみました。健康な状態のうんこは、程よい弾力があり、形もきれい。つるっとしたフォルムとなっています。一方、水分量を多く含んだゆるい泥状のうんこは、見た目通りの水っぽい手触りであまり抵抗もありません。高齢者が気づかないまま出してしまう“便失禁”という状態のときの便だそうです。カチコロのうんこは、抵抗が非常に強く、押しても戻されるような感触が強いです。いわゆる便秘のうんこ。
また、大腸も触ってみることが出来ました。正常な大腸はぷにぷにした感触でである一方、大腸がん状態の大腸は固くて押すのにも力が必要です。大腸がんは、深達度が深くなると硬くなるそうで、この状態だと便を出すときに通常な状態で出しにくいということになります。
このように日常的にうんこが教えてくれる情報を、医者を中心としたメンバーが正しく啓蒙していこうというのが『日本うんこ学会』の活動目的です。切り口は面白いけど活動はガチ、というのが特徴となっています。
日常的な体調管理に役立ちそうなのが、『うんコレ』というスマホアプリゲームです。腸内細菌を擬人化したゲームなのですが、こちらは普段のうんこを記録しておくことで健康状態を管理することもできます。『うんコレ』は、課金の代わりに記録をするという切り口でゲームを進行することも可能。便の状態をアプリで管理しつつ、ゲームも遊べるという一石二鳥な感じのゲームです。『ニコニコ超会議2018』内で、アプリのリリース日は2018年7月12日ということも発表されました。
うんコレ
https://unkore.jp/[リンク]
日本うんこ学会
https://unkogakkai.jp/