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”スマートトイレ”と聞くと何を連想しますか?音声で操作出来たり、「大ですか?小ですか?」と聞いてきて便座を自動で上げてくれたり、定期的に自動洗浄してくれるトイレ掃除不要のものだったり、とかく便利な機能を兼ね備えたトイレを思い浮かべませんか?
4月4日にアメリカのロサンゼルス空港にお目見えした“スマートトイレ”は少しばかり日本人の想像を超えるものとなっています。ロサンゼルス空港のアメリカン航空やカンタス航空が乗り入れる第4ターミナルのトイレに試験的に導入されたのは、Modus Systems社のTooshlightsというトイレ管理システム。
Travelers Eager To Try ‘Smart Restrooms’At LAX (YouTube)
https://youtu.be/duI2AOQk7zU
Tooshlightsは、乗客の人数とトイレの使用頻度を管理することで、トイレ掃除の担当者に適切な清掃のタイミングを知らせると同時に、トイレ上部に取り付けられたLEDライトが空いていると緑色に、使用中だと赤色に点灯して乗客に知らせます。
「ん? それだけ?」という方もいると思いますが、これがアメリカ流の“スマートトイレ”のようです。2017年に8460万人もの乗客が利用したロサンゼルス空港は世界で4番目に混雑する空港ということもあってか、多数の乗客が利用するトイレを常に清潔に保つということと、信号のようなライトをつけて混雑緩和を解消しようと努力しているのはわかります。また、これはこれで空港のニーズに応えている気もします。ただ、トイレ文化だけは日本が世界でダントツに進んでいると思うので、日本人からすると「“スマートトイレ”とか呼べるのはこんなもんじゃないっしょ」と率直に思ってしまいます。
日本企業であれば全く違うアプローチをすると思うので、成田や羽田など国内の空港で日本版“スマートトイレ”を早く見たいものです。「たかがトイレなのに!?」と外国人がビックリするトイレになる気がしますが、それはそれで面白そうです。
※画像:
https://tooshlights.com/look-what-is-landing-at-los-angeles-international-airport-lax/
※ソース:
https://www.prnewswire.com/news-releases/lax-to-pilot-smart-restrooms-300623960.html
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