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金メダル級に手先が器用な、ある画家さんの作品をご紹介します。
ラーメン、寿司、お汁粉、ピザ、コーヒーとありますが、食品サンプル? と思った人は筆者だけではないと思います。実はこれ刺しゅうなんです。立体的な刺しゅうということで“3D刺しゅう”とでも言えるのではないでしょうか。
ipnotさん(@ipnot)がシェアした投稿 –2月 2, 2018 at 10:04午後 PST
146 ipnot[ 刺繍家 ] –Design code [リンク]
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これらの作品は刺しゅう画家のipnot(イプノット)さんが手掛けたもの。テレビなどのメディアにも多数出演されているご本人に詳しくお話を伺ってみました。
まず、刺しゅう画家として活動を始めたきっかけについては、「最初は今のような刺しゅうで絵を描くスタイルではありませんでした。活動当初は刺しゅう以外の作品を販売していたのですが、販売イベント先で趣味ではまり込んでいた刺しゅうをこっそりとしていたら、人がどんどんと集まってきて。商品ではなかったのですがオーダーもいただきまして。それがきっかけで徐々に刺しゅうの作品を増やしていき、今は刺しゅうのみで活動をしています」と語ってくれました。
ipnotさん(@ipnot)がシェアした投稿 –8月 14, 2017 at 4:07午前 PDT
ipnotさん(@ipnot)がシェアした投稿 –7月 24, 2016 at 1:39午前 PDT
ipnotさんの作品は、冒頭で紹介した食べ物以外にも、ゲームキャラだったり動物だったりと、見ていて楽しいものが多いのが特徴です。刺しゅうする対象は、「インスピレーションに任せて題材を決めています」ということです。ちなみに、「マリオはグラデーションもなく3色で仕上げていますのでそれほど時間はかかっていません。3~4時間ほどで仕上げたと思います」と教えてくれました。
立体的な刺しゅうに関しては、「一番最初に立体にしたのはラーメン刺しゅうです。いつものように撮影を終えて糸を片付けていたら縮れた刺しゅう糸がなんだか麺に見えてきて。それでちょっと遊び心で麺を箸で持ち上げた写真を撮ってアップしたら反響があり驚きました」とのこと。
ipnotさんと他の刺しゅう画家さん達との違いについてたずねると、「フレンチノット(針に糸を巻きつけて縫う玉留めのような縫い方)のみで刺しゅうしています。小さな玉を点描画のように敷き詰めて絵を描くのが私のスタイルです。フレンチノットはワンポイントで使われることが多いのであまりメインには使われないように思います。粒を延々と縫うのでそれを好んで作品にする方は少ないかもしれません。私はフレンチノットにはまり込んでしまいこのような作風になりました」と語ってくれました。
今後の活動については、「思いついたアイディアをどんどん形にしていきつつ、現在進行中の“5O1embroidery”という個人プロジェクトを引き続き進めていきます」ということです。
ipnotさんの新作が気になるのであれば、公式サイトやSNSをフォローしておきましょう。
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