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福井県福井市の浄土真宗本願寺派・照恩寺の朝倉行宣住職が実践している「テクノ法要」。そのサイケデリックな音楽と映像に乗せて行譜を唱えるという試みは、日本のみならず海外からも注目されています。
【動画】プロジェクター投影&舞台照明で極楽浄土を表現!? 「テクノ法要」実践の福井・照恩寺がクラウドファンディング
http://getnews.jp/archives/1611035 [リンク]
【動画あり】『ニコニコ生放送』でも「南無阿弥陀仏」を合掌! 福井・照恩寺「テクノ法要」レポート
http://getnews.jp/archives/1736123 [リンク]
新たな仏教の可能性を広げる試みともいえるこの「テクノ法要」ですが、2017年12月13日には浄土真宗本願寺派東京教区青年僧侶協議会伝道部の『法友 For You』が朝倉住職を招聘して、築地本願寺での法要が行われました。
今回は参拝者に対して、丸いサイリウムを配布。法要の行譜では参拝者が一緒になって唱えるものですが、お経が分からない人でも一体感を持って参加できる試みといえるのではないでしょうか。
築地本願寺での法要は2016年10月の第二回と2017年5月の第三回で実施されたものをリミックスしたもの。正信偈のプロジェクションはふりがなが振られてより分かりやすくなっていました。朝倉住職によると「プロジェクターでの映像を使うことになったので、築地本願寺のご本尊を撮影したものを映像で使いました」とのこと。
参拝者の多くが、その模様をスマートフォンで撮影していたほか、ビートに合わせて身体を揺らす人も。サイリウムがさまざまな色に変わり、それがあたかも行譜とリンクしているように感じられるのが印象的でした。
法要終了後には、築地本願寺の本尊・阿弥陀如来立像が開帳。朝倉住職は金箔で彩られた本尊について「ド派手じゃないですか?」と問いかけ、「昔の人はお浄土を見たいと思ってお寺をきらびやかにしてきました。私は今の時代には電気があると気がついて、自分なりのお浄土を表現しています」と「テクノ法要」に挑戦している意図を語っています。
東京で初公開となった「テクノ法要」。ネットを通じて世界的にも発信しているということもあり、その音楽と映像で新たな法要の形をアップデートしている朝倉住職が、次にどのような表現に挑戦していくのか期待されます。
築地メイン04 –YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=9IyzK1JeXrM [リンク]