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テレビウォッチャーでは、毎日2400人からテレビの視聴データをWEBにて調査しており、そのデータを元に2017年に放送されたプライム帯番組の満足度をテレビ局ごとに比較してみた。
※集計期間:2017年1月1日(日)~11月6日(月)/集計番組:19時~22時台に放送している番組
▲NHK公式HPより
「ブラタモリ」や「プロフェッショナル 仕事の流儀」「LIFE!~人生に捧げるコント~」などといった高満足度番組を多数抱えているNHKが、総合的に最も高い満足度を獲得した。
最高満足度を獲得したのは、「超入門!落語THE MOVIE」の満足度3.93となっており、満足度4.00を超える番組はなかったものの、テレビウォッチャーが高満足度の基準としている満足度3.70以上の番組が16番組あり、6局中最多となっている。平均的に満足度の高い番組を送り出しているのは、NHKの底力と言えるだろう。
▲TBS公式HPより
惜しくも0.01の差で2位に甘んじたのはTBSである。TBSは現在放送中の「陸王」が満足度4.04を記録しており、6局全ての番組の中で最も高い満足度となっている。また湊かなえ原作ドラマ「リバース」や「小さな巨人」といった高満足度ドラマをいくつも世に送り出しており、ドラマの高い満足度が全体に大きな影響を与え2位にランクインした。
TBSは、接触数(番組に接触した人数)と録画数では6局中1位に輝いており、今年最も輝いたテレビ局はTBSと言っても良いだろう。
▲テレビ朝日公式HPより
テレビ朝日は「ドクターX~外科医・大門未知子~」「相棒」「科捜研の女」といったドラマシリーズが高い満足度を記録しており、全体に大きく貢献している。また人気アニメ「クレヨンしんちゃん」が満足度3.92とテレビ朝日では最も高い満足度の番組となった。人気シリーズに支えられているものの、満足度4.00を超える番組がなかったことが、3位に甘んじた要因のようだ。
▲テレビ東京公式HPより
テレビ朝日と同率の3位に輝いたのは、テレビ東京である。テレビ東京は、独自の路線を進んでおり「美の巨人たち」「イチゲンさん」「ガイアの夜明け」といったターゲットを絞った番組が高満足度を記録しており、その結果見事3位に食い込んでみせた。ただし、挑戦し続けているからか、満足度2.35を記録している番組もあり、満足度の差が大きいことが上位2局との差になったようだ。
▲日本テレビ公式HPより
視聴率では民放トップの日本テレビに黄色信号を示す結果となった。同局満足度トップは、「世界の果てまでイッテQ!」の平均満足度3.90となっており、他にも「ザ!鉄腕!DASH!!」「天才!志村どうぶつ園」といった人気バラエティが高満足度を記録している。しかし、他のバラエティは満足度で見ると伸び悩んでいるようだ。また、ドラマに関しても「過保護のカホコ」の平均満足度3.78が同局の最高満足度ドラマとなっており、爆発的な満足度を記録したドラマがなかった。
どこか無難にまとまってしまったことが、満足度の伸びなかった原因ではないだろうか。このままでは、視聴率トップの座も危うくなってきそうだ。
▲フジテレビ公式HPより
「嘘の戦争」の平均満足度4.03、「コード・ブルー」の平均満足度3.98など一部のドラマを中心に高い満足度を獲得しているものの、多くの番組が低い満足度となってしまい、6局中で最も低い満足度となってしまった。新番組である「モノシリーのとっておき」も満足度3.00と低満足度となっており、光明が見えずにいる。
しかし、「めちゃイケ」や「みなさんのおかげでした」の終了も発表され、新しく生まれ変わろうとしている。フジテレビ今後の活躍に期待したい。
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(執筆者: テレビウォッチャー) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか