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TVアニメも好評だった赤井ヒガサ先生原作の王室コメディ『王室教師ハイネ』のミュージカルが9月18日まで上演中。千秋楽のライブビューイングも決定しています。※各映画館での当日券販売についても15日にアナウンスがありました!
TVアニメ制作時点からすでにミュージカル化が決定しており、王子たち4人とハイネはアニメと同じキャストということでも話題の本作。
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アニメから演じていたこともあり、ミュージカル版の本読みの段階で、「みんなのキャラが出来上がっていてすごかった」と振り返るキャスト陣。「ミュージカルの稽古を通してさらに仲良よくなった」、「それぞれが苦手な部分は補ったり、協調力のあるメンバーなんだなとすごく感じた」と結束力も増しています。
末っ子のリヒト王子を演じる蒼井翔太さんは、「今年30歳になりまして、30歳が14歳を演じるというのは、この業界ならではの楽しいところだなって思いました。頑張って14歳の可愛くかっこいいリヒトを演じていきたいなと思います」と意気込みを語り、「今回のようなとてもミュージカルらしい楽曲を歌わせていただくのが初めてだったので、稽古のときは少し戸惑いました」と意外な告白も。
カイ王子役の安里勇哉さんは、「コミュニケーションをとることが苦手でなかなか言葉が出てこないカイが、今回ミュージカルで歌を歌う。そこでは、カイの心の中やいつもとは違う早口も聞けるんじゃないかと思います」と見どころを語りました。
王室をイメージした豪華なセットにドレスを纏ったアンサンブルのキャストたちが現れ、最初に歌うのは「グランツライヒ王国」の歌。豊かなグランツライヒ王国を讃える歌で、一気に『王室教師ハイネ』の世界に惹き込んでいきます。
姜暢雄さん演じる、国王であるヴィクトールや王子たちが登場し伸びやかに歌い、アンサンブルのキャストたちがバレエを取り入れたダンスで舞い踊る……。オープニングからまさにロイヤル! アニメの世界観をそのままに、生の迫力が加わって目の前に現れたという感じ!
王子たちを立派な国王候補にするためにハイネが王室にやってくると、無口で目付きの悪い「カイ王子」、インテリで高圧的な「ブルーノ王子」、プライドがエベレスト山並に高い「レオンハルト王子」、自由奔放でチャラい「リヒト王子」、4王子それぞれの悩みや葛藤が描かれていきます。
今回、“ミュージカル”と銘打っているだけあって、心情を歌いながら表現するなど、全編を通して歌で描かれる場面が多数。歌われる楽曲数はなんと40曲もあるんです!
歌で心情を表しつつ、アンサンブルのキャストがダンスや演技で登場人物たちの感情を表現するところがミュージカルならでは。メインキャストのそばにアンサンブルキャストがいるからこそ成り立つ表現方法となっています。
また、君澤ユウキさん演じるローゼンベルク伯爵も存在感を放っており、最初から最後までさまざまな楽曲を歌い上げ、ストーリーに絡んできます。
衛兵のマクシミリアンやルードヴィヒも登場!
そして、王室コメディといいながらも、秘めた感情や葛藤など各登場人物の繊細な内面も描く『王室教師ハイネ』。ハイネ役の植田圭輔さんが、「楽しい、美しい、ロイヤルだけじゃなくて、泥臭く泣かせるようなテイストも詰まっている」と語ったように、4王子とハイネの成長と愛に、ミュージカルでも心を打たれます。
ラストはキャスト版のPVも大好評の「Prince Night~どこにいたのさ!? MY PRINCESS~」を歌い、さらにキャラクターソングメドレーを披露!
観劇後、TVアニメを担当された菊池カツヤ監督に感想をうかがうと、「すごい面白かったです。アニメがそのまま現実に飛び出してきたようで、冒頭30分で涙がこみ上げてきました。素晴らしかったです」と、とても感動されたようでした!
9月18日の千秋楽ライブビューイングは当日券が出るところやまだ完売していない劇場もあるので、『王室教師ハイネ-THE MUSICAL-』を体感したい人は各劇場へお問い合わせを。
『王室教師ハイネ-THE MUSICAL-』
原作:赤井ヒガサ(掲載 月刊「G ファンタジー」スクウェア・エニックス刊)/王室教師ハイネ製作委員会
演出:吉谷光太郎(ミュージカル「ヘタリア」、ミュージカル「スタミュ」、舞台「男水!」等)
脚本:桜木さやか(ミュージカル「ハートの国のアリス」、歌劇「明治東京恋伽」等)
出演:植田圭輔(ハイネ役)、安里勇哉(カイ役)、安達勇人(ブルーノ役)、廣瀬大介(レオンハルト役)、
蒼井翔太(リヒト役)/姜暢雄(ヴィクトール役)ほか
制作プロダクション:ポリゴンマジック
主催:ミュージカル「王室教師ハイネ」製作委員会
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(C)赤井ヒガサ/SQUARE ENIX・王室教師ハイネ製作委員会
(C)ミュージカル「王室教師ハイネ」製作委員会