- 週間ランキング
2015年に発表されたOECD加盟国(35ヶ国)中での日本の国民1人当たりGDPは394万円で18位。アメリカの2/3の水準で、平均の422万円を下回っています。これは90年代の経済低迷期以降、日本の労働生産性がほかの先進国と比べてかなり下回っていることを示しています。
この生産性が低いことを、給与に理由を求める意見が『Twitter』で話題になっています。あるユーザーは次のようにツイート。
エンジニアがプライベートで勉強することを、プロスポーツの選手がプライベートの時間で筋トレする事に例える人がいたけど、OK、それが可能なぐらいのプライベート時間とギャラをくれ。プロスポーツ選手並みに。って事じゃないのかね。
—猫川ネコミ (@linitoka) 2017年7月19日
エンジニアがプライベートで勉強することを、プロスポーツの選手がプライベートの時間で筋トレする事に例える人がいたけど、OK、それが可能なぐらいのプライベート時間とギャラをくれ。プロスポーツ選手並みに。って事じゃないのかね。
また、別のユーザーは「頑張っても評価されないからサラリーマンで得する働き方がなるべく働かない方向になる」と持論を展開した上で、次のようにその理由を説明。
1日の期限がある仕事を超優秀で10〜20分で片付けられる人がいるとする。
海外の職場ならそんな人には普通の社員の何倍も給料を渡すけど、日本の企業だと「そのペースで仕事出来るのか。その調子で一日中仕事してくれ。給料そのままだけどな」ってなるから、そらギリギリまでだらだらやるよ。—万年 (@mannenDJ) 2017年7月19日
1日の期限がある仕事を超優秀で10〜20分で片付けられる人がいるとする。
海外の職場ならそんな人には普通の社員の何倍も給料を渡すけど、日本の企業だと「そのペースで仕事出来るのか。その調子で一日中仕事してくれ。給料そのままだけどな」ってなるから、そらギリギリまでだらだらやるよ。
これに対しては、「当然そうなる」「がんばるだけ損」「力を出す意味がない」といった共感のツイートが続出。「頑張ったからといって給料も休みも増えない」といった意見や「のんびりやってる人の分まで仕事こなしても同じ給料だと考えると手伝う気が失せる」といった声もありました。
また、「給料は変わらずでどんどん仕事が増やされる」「頑張っても他社員が楽する」といった声も。さらに「日本の仕事にインセンティブという言葉があまり使われない」「自分で引っ張ってきてもチーム力の勝利だとか言い出す」といった不満を抱えている人も見かけたほか、「せめて褒めてほしい」といった声もありました。
「これでは日本の生産性は上がらない」といった意見も見られた労働側のインセンティブ問題。働いた分に報いる対価を与える、という当たり前のことが出来ていない企業が多いことが浮き彫りになったといえるのではないでしょうか。
※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/linitoka/status/887794683945951233 [リンク]