バブル景気が崩壊し、経済が低迷期間に入った「失われた20年」。とりわけ就職活動時に氷河期だった40歳前後にとっては大きな影響を受けていますが、ある『Twitter』ユーザーのツイートが話題となっています。






初任給30万どころか、入社してからの基本給が30万を超えることすらハードル高い氷河期世代。結局は残業して稼がないとアカンわけだが、残業代がサブロクの範囲内で正当に支払われる会社はいまやホワイト扱い。なんじゃこの国の20年は。


転職を繰り返したり、派遣社員・バイトなどの非正規から抜け出せない人も多い氷河期世代。それだけに、「バブル前と氷河期後の昇進による給料の上げ幅の差が大きい」「政治にマトモな仕事を求めなかったから」といったツイートが集まり、就労時間を定めた労働基準法36条に絡めて「サブロク協定守ってるだけで、少しはいい会社だって思える極めて濃いグレーの会社が多い」といった意見もありました。


元ツイート主は以下のようにコメント。






ワタクシが何気なく呟いたことが数多くの人にリツイートされておりますが、本来ならこういうことは左翼が主張しなくてはならないこと。ところが、奴らはアベガー加計ガー共謀罪ガーと叫ぶだけで労働者の声を汲み取ろうとしません。こうした左翼の任務の放棄と勘違いが、労働者を益々追い詰めるのです。






連合がまったくの役立たず、全労連や全労協が狭い範囲でしか影響力がないこの苦しい現状において、労働者同士が足の引っ張り合いをすべきではないのです。最低限の豊かさを享受するためには一人一人が声を上げて、政治家を動かしてこの国を変えていかないとダメです。労組頼りの時代は終わったんです。


大企業ならば労働組合に入れますが、正社員でもベンチャーや中小企業、非正規雇用だと必ずしも守ってもらえた感覚を持てない氷河期世代。それだけにリベラル政党などへの不信感が強いことを示しているのではないでしょうか。


※画像は『Twitter』より

https://twitter.com/noboruyuki2009/status/880781129288110080 [リンク]


情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 “失われた20年”の代償の大きさが沁みる…… 「氷河期世代は基本給が30万を超えることすらハードル高い」ツイートに共感集まる