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ブランド総合研究所が2009年から発表している『地域ブランド調査:都道府県魅力度ランキング』で、2012年に46位を記録した以外、昨年まで全ての年で最下位(47位)という不名誉な記録をもつ茨城県。テレビのバラエティ番組でも茨城県水戸市が”日本三大ブスの産地”の一つと紹介されたり、”北関東”なのか”南東北”なのかと話題になったりと、ネガティブなイメージがつきまとう県でもあります。
「茨城県公式Twitter」10万フォロワー達成を記念して・・・中の人たちで、人文字を作ってみました(^^)/「10万」に、見えますか!? #茨城pic.twitter.com/uCyx8vUmYl—茨城県 (@Ibaraki_Kouhou) 2017年6月12日
その茨城県ですが、茨城県庁は6月12日に「茨城県公式ツイッターアカウント(@Ibaraki_Kouhou)のフォロワー数が10万人を超えた」と発表しました。おめでとうございます。茨城県庁も「都道府県の公式アカウントの中では、東京都(802,536)、神奈川県(109,385)、埼玉県(106,776)に次いで第4位のフォロワー数を誇ります」と誇らしげです。千葉県より多いんですね。ちょっとびっくり。
ここ数年、「知事直轄広報広聴課広報戦略室」というやけに長い名前の部署が、継続的にイメージアップ戦略に力を入れてきた成果と言ってもよさげです。ハッスル黄門という水戸黄門がモデルのマスコットキャラクターが2005年に登場し、現在も現役バリバリに活動中です。2006年にはいばらきイメージアップ大賞を開始。
2009年には『いばキラTV –IBAKIRA TV -』という『YouTube』アカウントで動画配信も開始しました。2011年には『磯山さやかの旬刊!いばらき』の放送も開始されました。
2013年には「なめんなよ♥いばらき県」をスローガンに吉本興業とタイアップして、渡辺直美さんやピース・綾部さんを宣伝要員として起用。この2人のリーゼント姿のヤンキーに扮した「47位の県? 上等でございます。」というキャッチコピーも話題となりました。茨城県非公認のゆるキャラ、ねば~る君が登場したのも2013年です。
2015年には年俸1000万円で公募した“広報監”に外資系企業出身の取出新吾氏が就任しました。早速、「のびしろ日本一。いばらき県」と銘打って人気芸人総出のPR動画で猛アピール開始。話題になったので動画を見た人も多いと思います。
「のびしろ日本一。いばらき県」PR動画 (平成27年度いばらきを知ろう!大キャンペーン)(YouTube)
https://youtu.be/yRApJIMpq6M
「のびしろ日本一。いばらき県」PR動画【ニューヨークネバーストーリー】本編(平成28年度いばらきを知ろう!大キャンペーン)(YouTube)
https://youtu.be/Y5yOZin0fAw
「知事直轄広報広聴課広報戦略室」の汗と涙の結晶が上のグラフに如実に表れていますね。実数が表示されていないのと、数字の計算が面倒なので、パッと見の印象だけで物申してしまいますが、伸び率がすごそうです。去年から今年にかけて倍増とまではいかないものの1.5倍くらいはフォロワー数が増えているように見えます。
それでも、まだネガティブなイメージが抜け切れていない感はあります。テレビで活躍中の茨城県出身タレントや芸人以外にも、日本のNASAに相当する宇宙航空研究開発機構JAXA(ジャクサ)、国営ひたち海浜公園のネモフィラ、『ガールズ&パンツァー』の聖地である大洗町、牛久市出身の横綱稀勢の里関などイメージアップにつながるポジティブ要素はまだまだたくさんあると思います。
筆者は茨城県民ではないので大きなお世話といえばそれまでですが、“知事直轄広報広聴課広報戦略室”には税金を有効活用しながら、今後も課題解決に邁進していただきたいものです。のびしろだけでなく、フォロワー数も日本一を目指してください。なにはともあれ、おめでとう茨城県。
※画像:
http://www.pref.ibaraki.jp/bugai/koho/koho/290612twitter.html
https://ibaraki-campaign.jp/
※ソース:
http://www.pref.ibaraki.jp/bugai/koho/koho/290612twitter.html
http://tiiki.jp/news/wp-content/uploads/2016/10/2016_pref_ranking1.pdf
http://www.nga.gr.jp/pref_info/tembo/2013/09/post_2374.html
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