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日本テレビは6月23日の『金曜ロードSHOW!』で放送予定だった映画『バトルシップ』の放送を取りやめることを発表。代わりに、映画『ダーク・シャドウ』を放送することが分かった。
17日に静岡県・伊豆半島沖で発生した米国海軍のイージス駆逐艦フィッツジェラルドとフィリピン船籍のコンテナ船が衝突した事故を受け、時期としてふさわしくないと判断したとのこと。
お知らせ)今週の放送は予定を変更して「ダークシャドウ」をお届けします。「バトルシップ」はまた別の機会にお届けしますので、楽しみにしてくださっていた方ごめんなさいー
#ダークシャドウ#kinropic.twitter.com/N60A0kKFTN —スタンリー@金曜ロードSHOW! 公式 (@kinro_ntv) 2017年6月19日
2012年に公開された『バトルシップ』は、ハワイ沖に米国や日本をはじめ各国の軍艦が集結し、大規模な合同軍事演習が行われる中、正体不明の巨大宇宙船が飛来。攻撃を仕掛けてきたエイリアンに対し、国籍を超えて一致団結する人類の戦いが描かれる。
第33回ゴールデンラズベリー賞において最低作品賞、最低監督賞、最低脚本賞、最低助演男優賞(リーアム・ニーソン)、最低助演女優賞(リアーナ、ブルックリン・デッカー)、最低スクリーンアンサンブル賞の6部門にノミネートされるなど、全世界的な興収や批評家からの評価はイマイチだった本作。しかし、日本においては謎のムーブメントを巻き起こし、最高の「お祭り映画」、魅力的な「打ち上げ映画」として熱狂的なファンを生み出した。重要な役柄として浅野忠信が出演していることでも知られており、『金ロー』の放送決定にあたっては「僕の吹き替えが下手と人気の作品」と自虐的な告知もツイートしていた。
バトルシップが金曜ロードショーでやります!僕の吹き替えが下手と人気の作品なので是非見てください!(^o^)!
https://t.co/VjWnLn0RX1—浅野忠信 ASANO TADANOBU (@asano_tadanobu) 2017年6月3日
日本テレビの発表に対しては、「犠牲者がいる以上、賢明な判断」という意見がある一方で、「忖度しすぎ」「窮屈な世の中になったね」「イージス艦ってエイリアンと衝突したんだっけ?」「何も放送できなくなる」などの声も。楽しみにしていたファンはお祭りの予定がキャンセルになってやり場のない気持ちを抱えている様子だ。
真面目に見る作品じゃないだけに(失礼!)、みんなでツッコミの実況をしながら楽しめる日がまたやって来ますように。
※トップ画像は『Twitter』(@asano_tadanobu)より引用