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2006年にスウェーデンで創業された世界最大の音楽ストリーミングサービス『Spotify(スポティファイ)』。世界60ヵ国でサービスを提供しており、ユーザー数は約1億人。提供している楽曲も約4000万曲が揃っています。
日本では2016年9月よりサービスを開始しており、ロックバンドONE OK ROCKの楽曲の再生回数が国内アーティストで初めて1億回再生を達成するなど、存在感を増しています。
2017年5月18日に東京で開かれた広告担当者向けのセミナーに登壇したスポティファイジャパンの玉木一郎社長によると、日本国内でのストリーミングのシェアは7%。ただ、アメリカのケースでは2011年にサービスを開始した時点で同じく7%で、現在は51%まで伸長。デバイスに関係なく音楽を楽しめる上、無料で楽曲を聴くことができる『Spotify』のシェアが日本でも拡大していく可能性を強調していました。
日本のリスナーの特徴として挙げられていたのが、モバイルの視聴者の多さ。全体の87%とPC(7%)・タブレット(6%)を圧倒しており、スマートフォンが普及したタイミングで日本でサービスを開始したことが理由として挙げられます。
また、ユーザーの利用時間帯は、デスクトップの場合は午後が多いのに対して、モバイルは7~8時と18時前後が突出。リスナーが通勤・通学の時間帯に利用していることが見て取れます。
全世界のユーザーの平均利用時間は約2時間だという『Spotify』。利用シーンもドライブ・ワークアウト・就寝前などさまざまで、それに合わせたビッグデータによるレコメンデーションやプレイリストが揃えていることも大きな特徴となっています。
現在、『Spotify』では2017年6月26日まで、通常月額980円(税込)のプレミアムプランが3ヶ月間100円(税込)になる「Spotify Premium 2017サマーキャンペーン」を実施中。プレミアムプランでは楽曲のスキップも制限なくできるほか、広告が間に挟まることもなくなります。2017年3月には、全世界で『Spotify Premium』のユーザーが5000万人を突破しており、日本でも有料プランに切り替えるユーザーが増えていくことになりそうです。
『Spotify』公式サイト
https://www.spotify.com/jp/ [リンク]