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4月22日(土)、沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ(那覇市)にて、新たな才能の発掘を目指す『原作開発プロジェクト』の発表会見が開催。NON STYLE(石田明さん、井上裕介さん)、ダイノジの大谷ノブ彦さんらが参加した。
『原作開発プロジェクト』は、よしもととユーザー投稿型サービスがタッグを組み、国内外で活躍していける才能の育成を目指したプロジェクト。この日は、2016年11月より作品募集を開始した、『Kindleダイレクト・パブリッシング』による“小説部門”と、『STORYS.JP』による“ノンフィクション部門”のグランプリ作品が発表された。
ノンフィクション部門の審査員を務め、「ウソだろと思う量の作品を読んだ」というNON STYLE石田さんは、「どの投稿者も国語力が井上の100倍ありました。あの謝罪会見はひどかった。クルマに敬語使ってたぞ、お前」と相方をネタにしつつ、「今はSNS全盛期で、世に発信する言葉の熱意が凄い」と驚きを口にした。
同じく審査員を務め、ラジオ局で5本のレギュラー番組を抱えるダイノジ大谷さんは、「基準としてラジオで喋りたいと思う作品を選びました」と説明し、「欠点がある人間が好き。10年後、20年後、ますます世の中の機械化が進む中で、完璧な人間を描いても仕方がないと思います。欠けてる人がちょっとだけ成長する物語だと、自分も大丈夫だと言ってくれているような安心感があって良かったです」と語った。
会見の後半、記者席から「井上さんは良いノンフィクションのネタをお持ちでは?」と質問が及ぶと、大谷さんが「“逃げるは恥だが役に立つ”ってのはどうですか?」と提案。井上さんは、「俺の場合は何も役に立たへん。涙が止まらないのでやめておきます」と返した。
小説部門は、応募数450作品の中から、小野寺秀樹さん(東京都/44歳・技術職)の『桜七 Ⅱ(上)』と、大石ノミー氏(東京都/26歳・会社員)の『エスカレーターボーイ』がグランプリに選出。ノンフィクション部門は、応募数756作品の中から、安本篤人さん(奈良県/34歳・仏像彫刻家)の『マクドナルドで役立たずだった僕が、仏像彫刻家として生きて行くまでの話』がグランプリに選ばれた。受賞者には賞金30万円が授与される他、作品の書籍出版・映像化、『Amazon』での販売・映像配信など、作品に応じたアウトプットの機会を得ることになる。
また同日より、『MediBang!』による“マンガ部門”の作品募集を開始したことがアナウンスされた。
『原作開発プロジェクト』公式サイト:
http://oimf.jp/gensaku/