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建造に約1700年、長さ21196.18キロメートルを誇る、人類史上最大の建造物「万里の長城」。この長城はこれまで貿易の拠点としてだけでなく、異民族の侵攻など多くの危機を防いできましたが、その建造の“目的”については、史実とともに数々の伝説も伝えられてきました。世界最大の偉業である万里の長城を舞台にした伝説の戦いが、ハリウッドの最新技術を駆使した映像で表現され、アクション超大作としてついにスクリーンで描かれます。
今回解禁となった本編映像は、主人公ウィリアム(マット・デイモン)と相方トバール(ペドロ・パスカル)が捕えられている万里の長城に、伝説の怪物・饕餮の集団が襲来するシーン。
【動画】中国で語り継がれる伝説の怪物が……襲来!
https://www.youtube.com/watch?v=vFLi9kpc4GI [リンク]
万里の長城を守る謎の軍に捕らえられたウィリアムとトバールが、突如長城の緊急事態に遭遇するシーンから始まる本映像。巨大な城壁と膨大な数の兵隊で万全の戦闘態勢を整えているにも関わらず異常な緊張感が走る現場に、思わずトバールが「(軍全体が)緊張している。こんな壁があって?」と疑問を投げかけますが、ウィリアムも状況が理解できない様子。すると、長城の外側から獣の叫び声のようなものが聞こえ、正体不明の謎の怪物たちが姿を現します。
シャオ将軍の「投石器!」という合図とともに、長城の軍隊らは無数の火の玉を放って謎の怪物に攻撃!襲い来る怪物の正体とは一体なんなのか?戦いに巻き込まれるウィリアムたちはどうなってしまうのか? 万里の長城を舞台とした伝説の戦いの幕開けに期待が高まるとともに、迫力ある攻撃シーンから壮絶な戦いを予感させる映像に仕上がっています。
映像内でおびただしい数の仲間を引き連れ、ウィリアムたちが囚われている万里の長城を襲来するのは、中国神話にもともと存在し、今も伝説として語り継がれる怪物・饕餮(トウテツ)。本作で視覚効果を監修し、本作オリジナルの饕餮の制作も手掛けたフィル・ブレナンは「走る速度は、チーター、虎、ヒョウの特徴を調べたし、そのほかにもゴリラ、馬、雄牛など多くの動物を参考にした。それらすべての要素を組み合わせた結果、実在の生き物とは全く異なる独自の動きが生まれたんだ」と饕餮を映像化するにあたり様々な研究を重ねたことを明かしており、
また監督を務めたチャン・イーモウも「”あたかも実在するもののように見えること”をルールに饕餮のデザインに取りかかりました。もし饕餮とゴジラが戦ったら、どちらが勝つと思いますか?私は饕餮が勝つと思いますよ」とウィリアムと万里の長城を脅かす伝説の怪物の誕生に自信満々のコメントを寄せています。
伝説の怪物が忠実に具現化される一方、応戦する長城軍の武器も饕餮と同じく、サイズから強度まで理にかなったものにする必要があったといい、『シカゴ』(02)『SAYURI』(05)でアカデミー賞美術賞を受賞し、本作のプロダクション・デザイナーを務めたジョン・マイヤーは「長城が戦闘モードに入ると、石の落とし戸が開いて鶴軍の装置が飛び出し、鷲軍の拠点や平衡錘投石機も登場する。すごくエキサイティングだよ!長城の仕組みや兵器は、12世紀の技術で実現可能だったであろうものにした。当時の中国では実際に水力を活用していて、兵器を動かすエネルギーに使っていたようだ」と細部にまで至るこだわりを熱弁しています。
映画『グレートウォール』
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(C) Universal Pictures