2月21日に発売された『バグは本当に虫だった なぜか勇気が湧いてくるパソコン・ネット「100年の夢」ヒストリー91話』(ペンコム)から、マイコン世代には懐かしく、スマホ世代もビックリの薀蓄・エピソードを厳選してご紹介。 読めばきっと誰かに話したくなる!


1. 最初の『バグ』は本物の『虫』だった


黎明期のコンピューターは筐体が大きく暖かかったため、蛾のような虫が入って故障させることもしばしば。プログラマーはこの虫を取り除いて不具合を修正していた。初期のバグはリアルの虫が引き起こしていたのだ。やがてプログラムの不具合自体を『バグ』と呼ぶようになった。


2. 高すぎ!? 最初の日本語ワープロの値段は630万円


1978年に東芝から発売された日本語ワープロ『JW-10』の値段はなんと1台630万円!!さらに筐体も大きく、机全体をワープロが専有していた。それなのに本体のHDD容量はたったの10MB。スマホ世代には信じられない価格設定だった。


3. 意外! ExcelはMacintosh版が先だった


マイクロソフトの表計算ソフト『Excel』は、意外なことにMacintosh版が先に発売された。これは既にMS-DOS用の表計算ソフトとしてロータス1-2-3が君臨していたためで、まだ主流が決まっていないMacintoshでシェアを取ろうと開発したのがExcelだった。Excelは評判がよく、これを使うためにMacintoshを買う人も多かった。なおWindows版はその2年後に発売されたが、Windows自体の評判が悪く泣かず飛ばずだったとか。


4. 結果オーライ? Googleの由来はスペルミス


開発した検索システムに、膨大な量を検索できる、という意味を込めて「グーゴル (googol)=10の100乗」より更に大きい「グーゴルプレックス(googolplex)=10のゴーグル乗」名付けようとしたところ、商標登録時にまさかのスペルミスで「googleplex」に。ドメインもスペルミスした「google」で取ることになった。このミスがなければ「グゴる」ことになったのかもしれないが、言いにくいから間違えて良かったのかも…。


5. iPhoneデモ画面の時計が9時41分のワケ


iPhoneの公式サイトを見ると、iPhoneのデモ画面の時計はみんな9時41分を差している。これは2007年にiPhoneが発表された時刻が9時41分だから。その伝統はiPhone7でも引き継がれている。ちなみにiPadも9時41分表示だが、Apple Watchは時計の針が美しく見える10時9分で統一されている。

いかがでしたか?


まだまだ面白いエピソード・薀蓄がたくさんあるので、気になる方は書籍をチェック! ニュースメディア『PC Watch[リンク]』でも収録エピソードが読めますのでこちらもチェック!



バグは本当に虫だった-なぜか勇気が湧いてくるパソコン・ネット「100年の夢」ヒストリー91話』(ペンコム)

著者:水谷哲也

定価:(本体1,800円+税)

ISBN 978-4-295-40055-4



―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』

(執筆者: インプレスPRスタッフ) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか


情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 PCの『バグ』は本物の『虫』だった!? 誰かに話したくなるPC・ネットの薀蓄・エピソード 5選