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日本でもブルーボトルの上陸などで浸透してきた「サードウェーブコーヒー」ですが、世界中でシングルオリジンの豆を焙煎してお客さんに提供するお店が増えてきています。
そんな中、イギリスのテレグラフ紙が”The world’s best coffee shops”として世界中の良質なコーヒーショップを紹介してますが、その中で最初に紹介されているのが、南アフリカ・ケープタウンの”Truth Coffee Roasting”です。
http://www.telegraph.co.uk/food-and-drink/drinks/the-worlds-best-coffee-shops/ [リンク]
お店のランク付けというのは、趣味趣向もあるし、「世界中でいいコーヒーショップというからには、世界中でどれだけのコーヒーショップを見て回ったんだ!」とかいろいろ苦情が来やすい企画なんですが、テレグラフ紙の判断力はいかほどのものかな、、と思いつつ行ってみました。
コーヒーは焙煎して2、3日経ったぐらいが風味も安定しておいしいコーヒーが作れるのですが、そこからは時間が経つほど香りが飛んで行ってしまいます。
というわけで、おいしいと評判のコーヒー屋さんは、ロースターから空輸したり、店内でローストしたりと工夫を凝らすわけです。
店舗で焙煎してるコーヒーショップでは、ドイツのdiedrichやProbatといったコーヒー焙煎機を使っていることが多いのですが、せいせい12kg釜だったり5kg釜だったりを使っています。
ところが、”Truth Coffee Roasting”は、店舗サイズを完全に逸脱したProbatの60kg級の釜っぽいものを使ってたりします。
そんな巨大な金属の釜が店の中心にあるので、店内はサイバーパンクな世界観になっています。
”ブレンドコーヒー”を売ってる店ではなんの豆を使ってるかを明確にしない店が結構あるのですが、”Truth Coffee Roasting”は、”RESURRECTION”というブレンドでは、ブラジルとエチオピアとグアテマラとインドの豆をブレンドしていることを明記してたりします。
コーヒー店は、余った豆や安く買えた豆をブレンドに混ぜちゃったりというのが経営上は発生しがちなんですが、潔く豆の種類を書いちゃうってのは、店に余裕がないとなかなかやりづらかったりします。
そして、単一の豆を使ったシングルオリジンも、もちろん提供しています。
そんなこだわりのコーヒーが、エスプレッソで20ランド(約180円)、カフェ・ラテで28ランド(約250円)というやたらにお手頃な価格で飲めてしまいます。
そんなわけで、案の定、繁盛してまして、大賑わいの店内です。
混んでる場合は、テイクアウトも出来るので、コーヒー好きの方は、ケープタウンに寄った際は訪れてみるといいんじゃないでしょうか。
Truth Coffee Roasting
36 Buitenkant Street, Cape Town
http://truth.coffee/ [リンク]