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京都に観光に行きたい時も、繁忙期で宿の予約が取れない!?そんな時は、わずか約10分先の滋賀県で宿泊するという方法もあるということです。これは使わない手はありませんよね!
そして滋賀の玄関口、大津駅は、昨年10月に新商業施設「ビエラ大津」がオープンして、6つのお店+観光案内所の設置がされ、ますます便利になりました。
これまで「通り過ぎる駅」だった大津駅を「世界から人が集まる駅&街」にするためのリニューアルとのこと。
スターバックスコーヒーや、近江牛レストラン、近江ちゃんぽん専門店、蕎麦・地酒など滋賀の名物も堪能できるのが嬉しいですね。
滋賀を散策していたら、あちらこちらにたくさんのたぬきの置物に出会いました。お店の玄関にたぬきの置物が置かれているのはよく見ますが、滋賀では道を歩いていると、そこかしこに陶器製の狸の置物が待ち構えています。
昔から福を呼ぶ縁起物と言われている「たぬきの置物」は、現在も滋賀県甲賀郡信楽地方で生産されている有名な焼き物の一つなのです。
1000年以上の歴史と伝統を誇る日本最古の焼き物の産地、滋賀県甲賀市信楽町には、窯元がいくつも点在する信楽の里があります。
信楽の里では、たくさんの窯元があり窯元巡りができて、様々な信楽焼に触れることができます。
壺久郎陶房では、昔ながらの手作り、手描きの焼き物を心がけており、マトリョーシカ風の置物や、りんごの模様の陶器など女性にも親しまれている信楽焼の制作もしています。
歴史ある信楽焼が、職人の手により、現代の信楽焼に大変身!ぜひその素晴らしい焼き物を見てみてください!
『有限会社 壷久郎陶房』
住所:滋賀県甲賀市信楽町長野1384-121
製造品目:食器/花器/手洗鉢/陶人形/お地蔵さん
休業日:日曜日
http://sansaku.shiga-saku.net/e83978.html[リンク]
信楽には、たくさんの登り窯が残っています。
登り窯とは、焼き物を大量に熟成するために、炉内を各間に仕切り、斜面等地形を利用し重力による燃焼ガスの対流を利用して、炉内の各製品を熟成時に一定に高温に保てるよう工夫された窯の形態です。
かまぼこ状の窯が階段のように連なっているのが特徴です。
登り窯がある窯元もあり、見学をすることができます。
今回訪れたのは、みはる窯。みはる窯の奥には、今では珍しい穴窯と11室の登り窯があり、こちらでは陶芸教室も実施しています。
みはる窯の神崎さんは、「信楽にはきれいな火色の出る土は限られたところでしか取れない。その土を掘ってくれる人も少なくなってきている。そんな難しい問題もありますが、焼き物は計算通りにいかないから面白い。」と話してくださいました。
『信楽焼 神崎継春 みはる窯』
住所:滋賀県甲賀市信楽町長野1388-1
TEL:0748-82-0213
miharugama@nike.eonet.ne.jp[リンク]
この日は、信楽町にある小川亭に宿泊しました。小川亭は、信楽の中でも古さを誇る木造建築の宿です。
館内には、新進陶芸家の作品から骨董品まで、趣のある信楽焼のほか、信楽焼とゆかりの深い岡本太郎氏の作品の展示もあります。
小川亭の玄関には、すっかりお馴染みの信楽焼のたぬきの置物がお出迎えしてくださいました。
小川亭でぜひ体験していただいたいのが、たぬき温泉。屋上には2つのたぬきの形をした貸切風呂があります。
自慢のたぬき温泉は、旅の疲れを癒してくれるナトリウム、炭酸水素塩水。ユニークなたぬきの形をしたタイルは、なんと登り窯で焼かれたものだそうです。
「たぬきの腹鼓」に「分福茶釜」、カップルやご家族にオススメです。
それにしても、信楽焼の渋い焼き色を活かしたタイルがなんとも愛らしい! 初めてご覧になった方は、そのなんとも言えないたぬきの姿に思わず驚愕すること間違いなしですね!
お風呂の周辺もたぬきだらけ!?さすが信楽の街ですね! たぬきに見守られながら、ゆっくり温泉に浸かってみてはいかがでしょうか。
小川亭では、夕食には滋賀名物「近江牛」をいただくことができます。
とろけるような舌触りがたまらない!ポン酢とゴマだれ、お好みのタレで召し上がれ!
『炎の里信楽の里 小川亭』
住所:滋賀県甲賀市信楽町長野876
交通アクセス:信楽高原鉄道信楽駅より徒歩10分
駐車場:有り 15台(先着順)
http://www.shigaraki.co.jp[リンク]
滋賀には、歴史ある信楽焼のかわいいたぬきに、近江牛、温泉など、滋賀にしかない魅力的なスポットがたくさんあります。
東京・日本橋高島屋では3月8日(水)~13日(月)まで、大物産展「第29回 琵琶湖夢街道 大近江展」も開催されるので、この機会に滋賀を身近に感じてみてはいかがでしょうか。
(取材/文:つくし家)
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