ヒット作のロマンティック・コメディ映画『ラブ・アクチュアリー』のキャラクターたちの現在の姿を想像したことがあるだろうか?


2003年に公開された同作のファンは今、彼らの姿を知ることになる。同作の監督を務めたリチャード・カーティスが、イギリスのチャリティ団体コミック・レリーフがプロデュースを手掛けている特別なショート・フィルムで、同作のキャストたちと再結集を果たした。


『Red Nose Day Actually(原題)』と題された短編映画では、ワーキング・タイトルが製作し、ほぼ全てのマーケットで米ユニバーサル・ピクチャーズにより公開され全世界でおよそ2億5000万ドルを稼いだヒット作『ラブ・アクチュアリー』で演じたキャラクターたちを、ヒュー・グラント、コリン・ファース、キーラ・ナイトレイ、リーアム・ニーソン、ビル・ナイが再演する。


1985年に、コメディアンで俳優のレニー・ヘンリーとともにコミック・レリーフを設立したカーティス監督は、「数年に渡って私は、自ら取り組んできた“レッド・ノーズ・デイ”の特別テレビ企画を楽しんできました」と、語った。また、「今やレッド・ノーズ・デイは、イギリスとアメリカの両国で展開されていますので、今年は私の監督作品をもとにした特別な短編映画を製作するのが面白いのではないかと思ったのです」と、続けた。


現在製作中の短編映画は、BBC Oneが3月24日に放送するコミック・レリーフによるチャリティ特別番組『レッド・ノーズ・デイ2017』の中の一部として放送される予定だ。短編映画では、『ラブ・アクチュアリー』のキャラクターたちが2017年に何をしているのかが描かれる。マルティン・マカッチョン、アンドリュー・リンカーン、ルシア・モニス、トーマス・ブローディ・サングスター、オリヴィア・オルソン、マルクス・ブリグストック、ローワン・アトキンソンが、『ラブ・アクチュアリー』での同役を再演する。有名俳優で出演していないのは、エマ・トンプソン、マーティン・フリーマン、キウェテル・イジョフォーだ。『ラブ・アクチュアリー』には、2016年の1月に亡くなった故アラン・リックマンも出演した。


カーティス監督は、「『ラブ・アクチュアリー』の続編を手掛けるとは夢にも思っていませんでしたが、いま彼らがどうなっているのかを10分で描くのは面白いのではないかと思いました」と語り、「我々は多くのキャストが集まり参加してくれたことをうれしく有難く思っていますし、14年後のキャラクターたちを再び創り上げるのは、間違いなくノスタルジックな瞬間になるでしょう」と、加えた。


2003年11月に行われた『ラブ・アクチュアリー』のイギリスでのプレミア上映は、コミック・レリーフの援助によって開催された。





情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 映画『ラブ・アクチュアリー』のキャストと監督がチャリティー目的のショート・フィルムで再集結