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米ユニバーサル・ピクチャーズが手掛けるギャングスタ映画の名作『スカーフェイス』のリメイク版映画が、ちょっとした問題に直面しているようだ。情報筋が本紙ヴァラエティに明かしたところによると、アントワーン・フークア監督が企画から離れたとのことだ。
内部事情に詳しい人物によると、米ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントとデンゼル・ワシントンは、映画『イコライザー』の続編を早く製作することを望み、フークア監督に準備のために戻ることを求めており、リメイク版映画『スカーフェイス』とのスケジュールの衝突を起こしたようだ。ユニバーサルは、現在も春までに同作を始動させたいと考えており、すでに複数の監督と交渉し始めているため製作に影響はないと見られる。
情報筋は本紙ヴァラエティに対し、映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のディエゴ・ルナが主演に決まったことも明かした。
情報筋は、フークア監督がリメイク版『スカーフェイス』を製作したいと強く望んでおり、ユニバーサルが他の監督と会っている最中にも何とか形にしようと試みていたと語る。しかし最終的には、フークア監督は『イコライザー』続編の脚本執筆に多くの時間を費やしてしまい、労力を費やした続編プロジェクトから離れることができなくなった。
リメイク版『スカーフェイス』は、ブルーグラス・フィルムズとグローバル・プロデュース・プロダクション、マーク・シュミューガー、スコット・ステューバー、ディラン・クラークがプロデュースを手掛ける。1983年のオリジナル映画『スカーフェイス』のプロデューサーであるマーティ・ブレグマンもプロデュースを手掛ける。
テレビシリーズ『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』のクリエイターであるテレンス・ウィンターが、最新の脚本ドラフトを執筆した。
リメイク版『スカーフェイス』は、1932年と1983年の映画で語られた移民を中心とするストーリーのリメイクとなる。ロサンゼルスを舞台に、メキシコ人の移民に焦点を当てる予定だ。
製作部門上級副社長のジョン・モーンと製作部門副社長のジェイ・ポリドロが、ユニバーサルでの製作を統括する。
フークア監督は、CAA(クリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシー)と代理人契約を結んでいる。