奈良美智さんといえば、睨みつける表情の女の子のドローイングなどが世界で高い評価を受けている日本を代表する画家のひとり。そんな奈良さんの絵柄を模したアイテムを韓国のコスメブランドが発売。これに対して奈良さんは警告文を送ったところ、韓国の裁判所で逆訴訟されたと『Twitter』で明かしています。






韓国のコスメ会社の製品のなのだけれども、あまりにも自分の絵柄っぽいので、警告文を送ったら、逆に韓国の裁判所に訴訟を提起されました・・・。






似ている、の次元を超えていると思うんだけどなぁ。小さなコピー商品やお店の看板なんかには目をつぶってきたけど、この会社は酷いと思って警告文を送り、訴えないことで改心を期待したのだけど、先方は逆に「著作者は会社側」「奈良に損害賠償請求の権利はない」と言ってる。そんなことじゃないのに。


このアイテムはコスメブランド『W.Lab』のチーク『ハニー・ビーム・クッション』。絵柄を見る限り、目の釣り上がり方や不機嫌そうな口など、奈良さんのモチーフにかなり似ているのではないでしょうか。


奈良さんのツイートは19000件以上のリツイートを集め、中には韓国人と思われるユーザーから謝罪のリプライも。






韓国人として代わりに謝りたいです…申し訳ありません…


この反響の大きさに、奈良さんは「リプを全部読みました」として、以下のようにツイート。






リプがすごく多くて、やっと全部読みました。自分の相手は韓国という国ではなく、韓国にあるひとつのコスメ会社であり、実際に問いただしたいのはデザイナー(イラストレーター)です。もちろん、コスメ会社とは専門家に対応してもらうのですが(すでにそうしてもらっている)絵を描いた人に聞きたい。


会社よりもデザイナーとしての姿勢を質したいという奈良さんの意思が『W.Lab』側に届くのかどうか。著作権専門の弁護士を通して対応しているとのことで、今後の展開に注目が集まります。同時に「また韓国で展覧会をやりたい」と、画家としての貪欲な姿勢を垣間見せているところも、ファンとしては期待が高まるのではないでしょうか。


※画像は奈良さんのツイートより

https://twitter.com/michinara3/status/811814697200533505 [リンク]


情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 「似ている、の次元を超えていると思う」 奈良美智さんの絵柄をパクった韓国コスメブランドが逆訴訟