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現在進行形でシェアハウス住まいの筆者としては、興味を持つ人が増えてくれると嬉しい反面、入居してから「こんなはずじゃなかった・・・」と、思い描いていた生活とのギャップに後悔する人も少なくないのではと心配することもある。
シェアハウスを利用する人は、だいたい二つのタイプに分かれる。
住人同士のコミュニケーションやハウスの独自性を楽しみたい“娯楽型”
家賃を抑えるためにあえて利用している“節約型”
両者は、基本的に相容れない。当然といえば当然である。シェアハウスそのものを体感するのが目的の”娯楽型”と違い、”節約型”は経済的または別の事情があってそこに身を置いているだけなので、周囲との交流を重視していなかったりする。仕事から帰宅すれば早々に自分の部屋にこもり、用があるとき以外ほとんど顔を出さないというのはザラだ。”娯楽型”の人には絡みづらいかもしれないが、逆の立場で見れば自分のプライベートな時間を割いてまで交流にあてる必要性がないのだ。
「ロマンスを求めてきたのに、みんな淡白でつまらない」
「日中は仕事で忙しいから夜は休みたいのに、隣の部屋の人がしつこく飲みに誘ってくる」
このような価値観の対立が、理想と現実のギャップとなって入居者を苦しめることが多々ある。
ちなみに筆者は「休日にわいわいピザパーティとかしたいなあ」といった”娯楽型”なので、周りとの温度差があると、非常に寂しい。
数十人規模の大型シェアハウスならいざ知らず、十人程度までの物件ならば、どちらのタイプの割合が多く占めているかによって家の空気がガラリと変わるといっても過言ではない。
入居後に後悔しないために、部屋見学の際にその家が自分に合うかどうかしっかりと確かめることが大切だ。
見学は管理会社のコーディネーターと同行するのが普通なので、そのときに質問しておくのがベター。
・同居人同士の仲はどのくらい良いのか
・問題を起こすような人物はいないか
最低この二点は確認しておこう。アットホーム過ぎる家では静かに暮らしたい人に不向きだし、挨拶以外会話がほとんどない家だとテラスハウスのような青春を満喫したい人には退屈だ。家の雰囲気を知っておくと、入居後にあれこれ悩むことは少ない。
最近ではコンセプトタイプのシェアハウスが続々生まれているので、最初から”娯楽型ありき”のところもあるが、実際そういったユニークな物件ばかりではない。これからシェアハウスを借りようと思っている方は、自分がどちらのタイプに当てはまるのかを見極めたうえで、肌に合った住まいを見つけよう。
※トップ画像”写真素材 足成”
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(執筆者: バイキングの孫) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか