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劇団☆新感線の旗揚げ39周年”サンキュー公演”第2弾、いのうえ歌舞伎《亞》alternative『けむりの軍団』が7月15日から赤坂ACTシアターにて開幕。
5月13日には都内の会場で製作発表記者会見が行われ、古田新太、早乙女太一、清野菜名、須賀健太、高田聖子、粟根まこと、池田成志、脚本の倉持裕氏、演出のいのうえひでのり氏が登壇した。
同作は、戦国時代を舞台にした王道路線の愉快痛快時代活劇。さまざまなシチュエーション、キャラクター設定には、黒澤明作品など名作映画のオマージュが散りばめられている。
主人公を演じる古田は、長台詞が特徴の倉持の脚本について「50オーバーの人間に何をさせるんだって。アクションも台詞も減らしてくれって言ったけど全然減ってない。もうシラフでも平らなところでコケますもん(笑)」と話し、報道陣を笑わせていた。また、舞台で共演するのは初めてという早乙女と須賀については「舞台にコンプライアンスはないということを教えていきたいです(笑)」と冗談混じりに語った。
劇団☆新感線の舞台出演は6度目となる早乙女は「古田さんとの出演は初めてで。念願のというか待望の。いつかは刀を合わせたいと思ってました。やっと古田さんとできるということが嬉しいです」と喜びをあらわにした。また「学ぶものとして観ていたのが新感線だったり、古田さんだったので僕の勝手な師匠です」と告白。それを聞いた古田は「師匠は先に衰えるものですから。乗り越えていってほしいですね」とエールを送った。
さらに早乙女は「古田さんも初老の域に入ってきているので(笑)、テクニックには勝てないですけど若い体力でがんばっていきたいと思います」と意気込みを語った。
姫役を演じる清野は「本格的な時代劇は初めてなので、台本見ても言葉がわからなくて進めなかったり苦戦しそうなので、みなさんに助けられながらがんばっていきたいです」と意気込みを表明。また、劇団☆新感線の舞台出演は2度目になることを明かし「また戻ってこられたのがすごく嬉しいですね」と喜びを語った。
須賀は「僕はもともと舞台をやりたいと思ったきっかけが新感線なので、今回劇団員のみなさんがほぼオールメンバーということで自分が観てきた新感線に出られるってことですごく幸せなんですけど、稽古が心配ではありますね」と笑顔。続けて清野とは何度も共演していることを明かし、「今日も打ち合わせなしで2人とも茶色の服!ちゃんと心が繋がっているんじゃないかなと思います(笑)」と話した。
劇中のストーリーにかけて『翻弄』というテーマの質問が飛ぶと早乙女は「前回の『髑髏城』で須賀とやらせてもらったんですけど。本番中に健太が全く自分の台詞じゃないところで台詞を言い出して。急に『ふざけんじゃねえ!』とか全然違うタイミングで出てきて翻弄されましたね」と暴露。須賀は「間があったんですよ。あ、俺の番だ!って思って出たら舞台上がみんなお客さんみたいな顔してて(笑)」と当時の状況を説明した。
須賀は「僕も太一さんに翻弄されてて。」と告白。早乙女とよく食事に行くことを明かし、「2人だと思って行くとだいたい柄本時生くんが隣にいて。あ、俺は2番目なんだ、って翻弄されてますね」とエピソードを披露した。
発信地・日本
<文・デザート編集部>