元プロテニス選手で日本テニス協会強化育成本部副本部長の松岡修造氏が10月1日、自身のInstagramを更新。約20年にわたるプロテニス人生に幕を下ろした錦織圭への思いを、長文のメッセージでつづった。


松岡氏は「ありがとう、錦織圭!サンキュー、錦織圭!」と切り出し、有明センターコートで行われた錦織の現役最後の試合を解説したことを報告。


11歳だった錦織と初めて出会って以来、その挑戦を見続けてきたと振り返り、「日本人には無理だと言われた世界を、圭が一つひとつ切り拓いていく姿を見続けてきた」と記した。


ラストマッチの相手はフランシス・ティアフォー。長く試合から離れ、身体も万全ではなかったという錦織について、松岡氏は速いテンポやライジング、ネットプレーなどに「唯一無二の『錦織圭』がいた」と表現。


特に印象に残ったのはリターンだったといい、ミスが続いてもポジションを下げず、前に立ち続けた姿勢に「自分にしかできないテニスで終わるんだ」と語りかけられているように感じたという。


試合後には錦織へのサプライズセレモニーが行われ、伊達公子さん、杉山愛さん、国枝慎吾さん、添田豪さんらがコートに登場。


松岡氏は試合後のインタビューを担当し、涙を流す錦織を目の前に、11歳で出会った頃から世界ランキング4位、グランドスラム決勝進出、度重なるけがからの復帰まで、数々の記憶がよみがえったと明かした。


さらに、錦織からは感謝だけではなく「悔しい」「もっとできたはず」「もっとテニスをしたかった」という思いがあふれていたという。


松岡氏はその姿に「これこそ錦織圭だ」と胸を打たれ、「最後の最後まで、世界一の負けず嫌い」と称えた。


投稿された写真には、有明のセンターコートで「THANK YOU KEI」「LEGACY TO THE FUTURE」と大きく表示されたビジョンを背に立つ松岡氏の姿が収められている。


別の一枚では、錦織の巨大ビジュアルを真剣な表情で見つめる姿も披露され、長年その歩みを見守ってきた松岡氏の深い思いが伝わる。


最後は「僕の青春の一つにも幕が下りました」と心境を吐露。「圭、日本のテニスを変えてくれて、ありがとう。『できる』を、本当に見せてくれて、ありがとう」と感謝し、再び「ありがとう、錦織圭!」と締めくくった。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 「僕の青春の一つにも幕が下りました」松岡修造、引退の錦織圭へ贈った魂の長文メッセージに感動の声 」