8月30日放送の『DayDay.』(日本テレビ系)でジャニーズ事務所創設者のジャニー喜多川氏(享年87)による所属タレントらに対する性加害問題を報道。MCでお笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太(46)が、現在活動しているタレントが「傷つかないように」配慮を求めたものの、ネット上からさまざまな声を集めている。

 この前日、ジャニーズ事務所が設置した性加害問題に関する「外部専門家による再発防止特別チーム」が調査報告書を公表し、会見を行った。調査報告書の中では、「長期間にわたって広範に性加害を繰り返していた事実が認められた」とし、ジャニーズ事務所が適切な対応を行わなかったと指摘。

 さらに再発防止策として、事務所は被害者に謝罪、救済の必要性について触れられていたほか、解体的出直しをするため、創業者一族で現在代表取締役社長を務めている藤島ジュリー景子氏(57)の辞任の必要性についても提言されていた。

 この問題について山里は「大きな転換点になるということでこれをきっかけにいろいろなことが解決していけばいいなと思う」としつつも、「いま本当に頑張っているアーティストの方が傷つかないようにしていただければなと思います」とコメントした。

 なお、報告書ではこの事案の背景にマスメディアがこの問題に対し沈黙していたこともあるとされていたが、山里は「マスコミもね、ウィンウィンの関係っていうだけを見るんじゃなくて、ちゃんと突っ込んでいくことが必要だったんじゃないか」と指摘していた。

 この山里の発言にネット上からは「またジャニーズを守ろうとしてる」「被害者より先に所属タレントが守られることについてコメントしたのは悪手」「うわさでは聞いてただろう。知らなかったふりして何言ってんだか」という声が集まっていた。

「そもそもこの騒動の発端となったのは、ジャニー氏の性加害問題を『日本中が知っていて誰も問題にしていない』という異様さをBBCが取り上げたこと。アーティストを守るべきであるならもっと前に事務所がすべき対応があったと世間から指摘されているだけに、山里が性加害を知らなかったというような体で『アーティストの方が傷つかないようにしていただければ』とコメントをしたことに違和感を抱いた人が多かったようでした」(芸能記者)

 いまはなにをコメントしても火の粉が降りかかる状態となっているのかもしれない。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 山里亮太、ジャニーズ問題で「頑張っているアーティストの方が傷つかないように」訴えも批判続出