『さんま御殿』東京の路線テーマも地方民置き去りで大ブーイング
5月23日の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)で、「芸能人が愛してやまない路線SP」を放送。しかし、地方民から大ブーイングが集まっている。
この日、番組には新宿を起点とした、“中央線、京王線、小田急線、西武新宿線の4つの路線を愛する芸能人”が登場。その路線がある駅の出身だったり、現在その路線沿いに住んでいたりする芸能人たちが、自分の愛する路線について語り合うという放送となっていた。
しかし、「新宿が起点」ということもあり、話題はほとんど東京都内に関すること。奈良県出身で、電車に乗った経験がほとんどないMCの明石家さんま(67)に、自分たちの住んでいる路線がいかに素晴らしいか、出演者たちが熱弁するという企画だった。
一方、この企画にネット上からは、「全国ネットでこれやって地方の人面白いのかね?」「地方民の人ポカーンの話題」「こういうところテレビ局の傲慢だよね」といったブーイングが集まっている。
『さんま御殿』では、たびたび地方括りでゲストを呼び、出演者たちが自身の地元がいかに優れているかトークする企画も放送しているが――。
「そうした企画の場合、ゲストはその地元の特産品や観光地、見どころなども紹介するため、観光意欲も刺激します。しかし、この日はほぼ東京都内の話ばかりで、地方在住者にとっては“ローカル”。東京以外の首都圏在住者はギリギリ分かる程度の話ばかり担っていました」(芸能ライター)
その中でも、モデルの滝沢カレン(31)は、小学校時代、習っていたバレエ教室に通うために毎日のように電車に乗っていたが、子ども料金は改札で音が鳴るシステムだったことを告白。しかし、小学校6年生時点ですでに172センチあったため、たびたび怪しまれていたとのこと。そこで、背負いたくもないランドセルを背負って通っていることを明かすなど、沿線に関係ない面白エピソードを披露。
ネット上からも、「これ小学生の時に身長高かった子あるあるだよね」「人それぞれだけど、傷つく女の子もいるんだと気づきました」「よく解ります。小学生時代、電車通学と習い事に通う時毎日のように止められてたな」といった反響を集めていた。
芸人たちが熱心に路線の話をする中、ひとり汎用性のあるトークで視聴者を盛り上げた滝沢。芸人たちよりもトーク力やサービス力は上だったかもしれない。