『隣のブラボー様』節約ファミリー密着が「子どもを巻き込むな」と物議
4月5日『隣のブラボー様』(テレビ朝日系)は初回2時間スペシャルと銘打ち、自給自足で生活するファミリーに密着。そこで放送された、あまりの“節約生活”ぶりが物議を醸している。
番組では、電気・ガス・水道0円で生活している田村ファミリーに密着。家は廃材を利用した0円ハウスで、大きな庭では多数の野菜やお米を育て、醤油やみそ、こうじなどもすべて手作り。0円マウスウォッシュや手作り納豆なども紹介された。
また、京都に移住し築120年以上の古民家で暮らす3男1女の小濱ファミリーにも密着。シンガーソングライターとして月に1回家族バンドとしてコンサートを開いているという。
こうした節約生活について、視聴者からは「ほんとにいちから作ってすごいな」「古民家で自給自足しながら子育てってほんとに羨ましい」との声があがっていた。
一方で、「こういう、家どころか口に入るものまで全部手作りする人って、大人だけなら良いんだけど子どもがいるの、すごく心配になる」といった衛生面での不安に対する意見も。また、「自給自足生活、大人だけでやるならどうぞご自由に、って感じだけど子どもは選択することできないんだから巻き込むなよな」「この子小さいからまだ良いけど、学校行ったとき周りの人の話題とかついていけなくてイジメられるんじゃないかと心配になるわ」と子どもの社会性への不安、さらに、「これ子ども大学とか行かせない前提なんかな……てか高校も難しいんじゃ……」「自給自足生活って税金や年金ってどうなってるんやろ?ご両親のどちらかが怪我や病気したときの医療費とか。家族との時間を大切にするのは素敵やと思うけど今後掛かる子どもの学費は?なんかお金の事ばっかり気になってもた」と教育や経済的な不安への意見も集まり、波紋を呼んでいた。
「0円生活をする分には、収入は少なくても暮らしていけますが、子どもを高校、大学と進学させるにはそれなりのお金が必要。放送では、母親のほうに収入はなさそうに見え、父親のわずかな収入だけではこうした将来の備えに不安があるように見えたことから、子どもたちの将来を心配する視聴者が多かったようです。」(週刊誌記者)
子どもが小さいうちは一緒に0円生活を楽しんでくれるかもしれないが、大きくなってくれば話は別。大人の理想を子どもに“押し付けている”と感じた人が多かったようだ。