12月20日の『マツコの知らない世界』(TBS系)で「ショートケーキの世界」が放送されたものの、企画途中で趣旨がズレる場面があり、ネット上から疑問の声を集めている。

 この日、番組には年間3,000食ものスイーツを食べるというスイーツメディア編集長の坂井勇太朗(35)氏を迎え、クリスマス直前にショートケーキを特集していた。

 しかし、特集途中で坂井氏は「ショートケーキの魅力」として「イチゴがかわいい」とプレゼン。「旬のイチゴを食べるために作られたイチゴ主導型ショートケーキ」に注目してほしいという。MCのマツコ・デラックス(50)は「イチゴ主導型……?」と怪訝そうにしていたが、坂井氏はイチゴの味に合わせて作られたケーキだとし、イチゴがメインの進化型ケーキを紹介していった。

 番組では坂井氏おすすめのバランスのいい、とっておきのイチゴをたっぷりと使ったケーキを紹介。中にも上にもたっぷりとイチゴがのったケーキや、クリームにもイチゴを混ぜ込んだケーキなどをマツコは実際に試食していたが、最後にはケロっと「私、食べた? 食べたっけ、私」と言い、“ショートケーキは水”説を提唱していた。

 しかし、実は坂井氏が登場した直後、マツコは不二家がショートケーキ発売から100周年を記念して作ったオーソドックスなイチゴ少なめのショートケーキを試食。その際、マツコはスポンジとクリームから食べ始め、「これよりすごい組み合わせある?」と大絶賛。さらに「変な話、イチゴはなくても平気」「私はこれ(スポンジとクリーム)が好きなの!」とまで言い放っていた。

 しかし、この放送にネット上からは、「これケーキじゃなくてイチゴの世界じゃん」「マツコも言ってたけど正直イチゴいらない」「この手のテーマはすぐに逃げに走るよなぁ」という困惑の声が集まっていた。

「マツコが言うように、『ショートケーキにイチゴはいらない』派の人は結構多いようで、この発言にはかなり賛同の声が集まっていました。一方、番組側はなぜかイチゴを主役にしたケーキを紹介する流れに。中には新鮮なイチゴを重視するあまり、イチゴのヘタを取っていないケーキもあり、ネット上からは衛生面を心配する声も。『ショートケーキの世界』のはずが、『いちごを使ったケーキ』というテーマにすり替わっており、戸惑った視聴者も多かったようです」(芸能ライター)

 マツコの最初の「イチゴはなくても平気」発言は、後半の怒涛のイチゴ特集への嫌味だったのだろうか。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 趣旨ズレ?『知らない世界』ショートケーキ特集のはずが…マツコのツッコミに共感の声