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同ドラマの主人公は、かつては嘘をつきまくることで成約を取り登坂不動産のNo.1営業マンだった永瀬財地(山下)。そんな彼が“たたり”によって嘘がつけない体質になったあとは、“正直営業”にスタイルを変え奮闘するという痛快お仕事コメディだ。
第8話で永瀬は、なじみの営業マンから紹介された、バイロイト不動産の代表・堀内幸正という人物から、「けやき野興業」が所有している土地を売ってほしいと持ちかけられる。成約すれば5億円超えという超大型案件だ。永瀬がこの話を「信じてもいい」と社長にかけ合ったところ、社長から「永瀬に任せる」と一任された。
しかし、話を進めていくうちに違和感を覚えた永瀬は、“地面師”を疑い、けやき野興業のオフィスで思わず「地面師なんでしょう!」と本音をぶちまけてしまう。その後、手土産を持って謝罪にいったところ、オフィスはもぬけの殻で、堀内を含め全員が地面師グループの一員だったことが判明。
永瀬の正直な発言のおかけで騙されずに済んだが、実は登坂社長には地面師に騙された上司に責任を取らされ、前の会社を辞めさせられていたという過去があった。そして、「最初から地面師だと疑っていた案件をなぜ自分に任せたのか?」と永瀬が疑問をぶつけたところ、登坂社長は、永瀬が言った「相手を信じる」という言葉を聞いて「お前を信じた」と説明。
そして「地面師に騙されたとしても、永瀬を信じた私が責任を取れば済むことだ」と言い、「人を信じるということは、相手に全てをかけるということだ・裏切られたとしても、それはかけた自分の責任でしかない」と説く……という内容だった。
この社長のセリフに、視聴者から「社長とのシーン胸熱すぎて言葉にならない」「『人を信じるということは相手に全てをかけるということ』って深いな。刺さったわ」「部下を信じて任せたなら、任せた者が責任を取る。これぞ社長のあるべき姿。」「こういう上司なら一生ついていきたい」と感動の声が続出している。
「最近は、犯人の考察や伏線回収を考える“視聴者巻き込み型”と、何も考えずに見られる“ストレスフリー”のドラマが人気ですが、『正直不動産』はどちらにも属さず、毎回観る側に刺さるセリフがあるのが特徴。コメディや不動産の勉強になるシーンも盛り込みつつ、しっかりとヒューマンドラマとしての一面があることが、人気の秘訣といえそうです」(芸能ライター)
『不動産正直』も残すところあと2話。早くも同じキャストで続編を希望する声が続出している。